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水木しげるさんの原画が並ぶ会場=神戸市中央区、大丸ミュージアム神戸(撮影・中西大二)
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水木しげるさんの原画が並ぶ会場=神戸市中央区、大丸ミュージアム神戸(撮影・中西大二)

 アニメ化もされた漫画「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる、兵庫ゆかりの漫画家水木しげるさん(1922~2015年)の回顧展「追悼水木しげる ゲゲゲの人生展」(神戸新聞社など主催)が26日、神戸・元町の大丸ミュージアム神戸(大丸神戸店内)で始まった。「妖怪漫画」を開拓した異才の激動の生涯を、漫画原稿や愛用品など300点以上で振り返る。(堀井正純)

 水木さんは10代後半を篠山や西宮で過ごし、復員後は神戸で紙芝居画家となるなど兵庫との縁は深い。その人生は波瀾万丈だ。戦争で左腕を失い、戦後は質屋通いの貧乏暮らしに耐えながら貸本漫画を執筆。やがて漫画雑誌で売れっ子となり、締め切りに追われる日々…。妖怪研究家として妖怪ブームの盛り上げにも尽力した。

 展示の中心は漫画原稿で、代表作「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」や、91歳で連載を始めたエッセー漫画「わたしの日々」などの原画がずらり。戦記漫画「総員玉砕せよ!」には戦争への怒りがにじむ。世界各地を旅し、集めた仮面や像は、妖怪の世界に通じる奇怪さ、不思議さでいっぱい。「なまけ者になりなさい」「みんな子供の時は妖怪です」などの“名言”を記した直筆色紙は、おおらかで懐の深い人間性を伝える。

 西宮市から母と訪れたという会社員(45)は「水木漫画はおかしさの中にも、人生のはかなさ、むなしさを感じさせる。作者の戦争体験のせいでしょうか」と話していた。

 8月14日まで。午前10時~午後8時(最終日は午後5時まで)。一般千円ほか。同ミュージアムTEL078・331・8121

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