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独演会を開く落語家の桂文之助=神戸新聞社
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独演会を開く落語家の桂文之助=神戸新聞社

 落語家の桂文之助(神戸市長田区出身)が16日、同市中央区、新神戸オリエンタル劇場で毎年恒例の独演会を開く。2016年度文化庁芸術祭賞大衆芸能部門大賞の受賞理由となった「口入屋(くちいれや)」や桂米朝が創作した「一文笛」を披露する。

 1975年、桂米朝の弟子の故・桂枝雀に入門。同劇場では2013年の襲名から毎年独演会を続ける。

 「口入屋」は、布屋に奉公に来た美しい女子衆に番頭らが浮足立ち、夜ばいを仕掛ける噺(はなし)。登場人物が多い約40分の大ネタで、文之助は若いころから米朝や枝雀が高座にかけるのを耳にしてきたという。

 中でも聴かせどころは「立て弁」と呼ばれる、早口でよどみない番頭や女子衆の一人語り。文之助は「普通は会話でつなげていくのが落語だが、立て弁はテンポ良く運び、息継ぎ一つにも技術がいる。他のことを考えていても口から勝手に出てくるぐらいでないとできない。やっと何とかできるようになった」と語る。

 「一文笛」は右手の指を切り落としたスリの男が、幼い子どもの治療費を工面するために医者の財布を奪う噺。男が左利きだったというサゲだが、米朝は噺の途中のしぐさも左手で箸、右手で茶わんを持つようにしていた。文之助は「細部まで神経を使うことを教わった」としみじみ。ほか1席は当日のお楽しみ。桂まん我、桂そうばも出演。

 午後2時開演。1、2階3千円、3階2千円。同劇場チケットセンターTEL078・291・9999

(松本寿美子)

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