古田・天海のタッグ再び 人気シリーズ「五右衛門ロック」のスピンオフ 劇団☆新感線が新作上演
2022/09/02 17:00
出演者の(右から)古田新太、天海祐希、神尾楓珠=大阪市福島区
劇団☆新感線が新作「薔薇(ばら)とサムライ2-海賊女王の帰還-」を10月5~20日、大阪・中之島のフェスティバルホールで上演する。人気シリーズ「五右衛門ロック」のスピンオフ作品が12年ぶりに復活。大泥棒・石川五右衛門役の古田新太と海賊・アンヌ役の天海祐希が再びタッグを組む。
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舞台は欧州の小国・コルドニア。アンヌが五右衛門の助けで国王の座に就いてから十数年、周辺国では覇権争いが表面化し、国内では野望を抱く宰相が暗躍し始めていた-。
「アンヌは生き方を変えて、国民のために生きている」と天海。その博愛精神が「足をすくわれる要因になる」といい、波瀾(はらん)万丈の展開が待ち受ける。古田は「分かりやすい勧善懲悪ものだが、ヨーロッパ情勢や日本の政治家のことを考えると深読みもできる」と、見どころを語る。
世代交代も物語の軸で、高田聖子や生瀬勝久らベテラン勢を敵役に、神尾楓珠(ふうじゅ)や石田ニコルら若手が初参加。神尾は「おんぶに抱っこでなく自分の中で挑戦していけたら」と意気込む。古田は「五右衛門は5回もやって飽きている」と笑わせつつ、「新しいキャストとどうふざけるかが楽しみ」と余裕たっぷり。天海も「古田さんがいるだけで勝ったも同然」と全幅の信頼を置く。
前作同様、盛りだくさんというアンヌの衣装替えには「気が重くなる」と苦笑いを浮かべるが、「新感線パワーでぶっちぎっていきたい」。久々に生バンドの入る「音モノ芝居」ならではのエネルギーを体感できそうだ。
中島かずき作、いのうえひでのり演出。S席1万5800円、A席1万2500円、ヤングチケット2200円。9月18日発売。キョードーインフォメーションTEL0570・200・888
(田中真治)