美術品が100年ぶりに一堂に「よみがえる川崎美術館」15日開幕 円山応挙のふすま絵で往時を再現
2022/10/14 20:25
重要美術品の伝狩野孝信「桐鳳凰図屏風」(桃山-江戸時代、林原美術館蔵)の展示風景=神戸市立博物館(撮影・中西大二)
神戸で1890(明治23)年に設けられた日本初の私立美術館の魅力や歴史を伝える特別展「よみがえる川崎美術館-川崎正蔵が守り伝えた美への招待-」(神戸新聞社など主催、川崎重工業特別協賛)が15日、神戸市立博物館(同市中央区)で開幕する。日本・東洋美術の優品と資料計約110件を披露する。
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川崎美術館は川崎造船所(現・川崎重工業)や神戸新聞社の創業者川崎正蔵(1837~1912年)が、今のJR新神戸駅近くに開設。1924年まで展覧会を重ねたが、美術品は散逸し建物も残っていない。
本展では川崎が愛した絵、仏像、工芸品などが約100年ぶりに神戸で一堂に会する。往時の記録を基に、円山応挙のふすま絵28面を飾ることで川崎美術館の3室の姿を再現。水辺や松原などを描いており、どこまでも風景が広がっていくような感覚にいざなう。
伝狩野孝信「桐鳳凰図屏風」(重要美術品)、伝顔輝「寒山拾得図」(重要文化財)も登場。展示替えがあり、11月15日から飾られる伝銭舜挙「宮女図(伝桓野王図)」(国宝)なども見逃せない。
12月4日まで。月曜休館。一般当日1600円ほか。神戸市立博物館TEL078・391・0035
(小林伸哉)