都会の孤独な人々描く 「第16回神戸エルマール文学賞」に田中さるまるさんの小説「人はいない」
2022/10/29 13:35
田中さるまるさん
同人誌作家が対象の「第16回神戸エルマール文学賞」(同賞基金委員会主催)に、「ココドコ」に所属する田中さるまるさん(54)=大阪府東大阪市在住=の小説「人はいない」が選ばれた。(片岡達美)
関連ニュース
関学が8トライで大勝 サイド攻撃活用、西浦主将「準備実った」 全国高校ラグビー
秋田工など2回戦進出 全国高校ラグビー第2日
初出場の慶応志木などが勝つ 全国高校ラグビーが開幕
同賞は2007年に創設。基金委員会の理事長を作家の高嶋哲夫さんが務める。近畿圏を中心に発行された80誌の掲載作品693作品から選んだ。
受賞作は、人の目が怖い視線恐怖症でありながら、気になる女性を尾行してしまう孤独な男が主人公。ある女性に自分の存在を知られ、奇妙なことを頼まれる。「わい雑な都会で孤独に生きる人々の叫びにも似た気持ちを描いた秀逸な作品」と評された。田中さんは「同人たちが合評して磨き上げてくれたおかげ」と喜びを語る。
このほか、佳作に当たる2作品、KDL特別賞に「星座盤」所属、丸黄うりほさん=大阪市=の「透明感あふれる美老男」、コラントッテ特別賞に「せる」所属、若松由希久さん(47)=大阪府松原市=の「灰田さんの思い出」が選ばれた。
昨年に続き受賞作を収録し、「エルマール16」(銀河書籍)を出版。1760円。アマゾンなどで販売中。問い合わせは同委員会事務局kobeelmar@gmail.com