「眠れる森の美女」と「セレナーデ」上演 バレエカンパニーウエストジャパン、27日・神戸文化ホール
2022/11/04 13:38
「眠れる森の美女」から 瀬島五月さんとアンドリュー・エルフィンストンさん(提供、撮影・岡村昌夫さん=テス大阪)
バレエカンパニーウエストジャパン(神戸市北区)が第4回公演として、チャイコフスキーの音楽による2作品を27日、神戸市中央区の神戸文化ホール・大ホールで上演する。クラシックバレエの名作「眠れる森の美女」から結婚式の場面と、20世紀を代表する振付家ジョージ・バランシンの「セレナーデ」。
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同カンパニーは貞松・浜田バレエ団(同市灘区)のプリンシパル(トップダンサー)として活躍した瀬島五月さんが設立し、関西を中心に、所属団体の垣根を越えダンサーをオーディションで選抜、年に1度の公演を行っている。
今回の「眠れる-」は20世紀初めに総合芸術としてバレエを確立したバレエ団「バレエ・リュス」による抜粋版「オーロラの結婚」を基にして、全幕に渡るおとぎ話的な要素を残しつつ、オーロラ姫の結婚式をクローズアップする。英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団でプリンシパルを務めた山本康介さんが改訂振付、演出。「向き合ってあらためてチャイコフスキーのメロディー、リズムの難しさを痛感している」といい、音楽の魅力を最大限に感じられる振付を意識しながら、華やかな結婚式を展開する。
米・ニューヨーク・シティ・バレエ団創設者のバランシンによる「セレナーデ」はチャイコフスキーの「弦楽セレナード」にのせて作られた作品で、クラシックバレエの技術を基に、芸術性の高い近代的な動きのダンスへと展開する。「オーディションによる公演に作品の上演許可が下りたのはきわめて異例」と瀬島さん。バランシン財団からイブ・ローソンさんを招き、指導を受ける。
日本国内、特に地方ではまだまだ「教室文化」の域にとどまりがちのバレエだが、指導者やダンサーの成長のためには「世界トップレベルのアーティストの指導を受け、日ごろ、取り組むことのない作品に挑戦すること。それがダンサーのレベルの底上げにつながる」と瀬島さん。山本さんもこうした考えに賛同し、協力を惜しまない。
瀬島さんは「自信を持って見てもらえる舞台。息の長い活動として定着させたい」と話している。
午後2時開演。9千円~6千円。神戸文化ホールプレイガイドTEL078・351・3349
(片岡達美)