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植村直己冒険賞特別賞を受賞した石田英子施設長(左)と続素美代さん=東京都千代田区、明治大学(撮影・大盛周平)
植村直己冒険賞特別賞を受賞した石田英子施設長(左)と続素美代さん=東京都千代田区、明治大学(撮影・大盛周平)

 あの山に登りたい-。わずか標高309メートルの甲山だ。健常者にとっては15分ほどの登山だが、障害者にはエベレストに見えた。約10年かけ、夢の登山をかなえてきた兵庫県宝塚市の障害者支援施設「はんしん自立の家」甲山登山隊が16日、植村直己冒険賞特別賞を受賞。東京・明治大であった受賞式で自立の家の石田英子施設長(65)は「甲山でも重い障害のある人には大きな冒険。全員で登頂の喜びを共有できた」と受賞を喜んだ。

 施設の窓から甲山が見える。重い障害のある人たちが入所する施設だが、石田さんは知人の登山家続素美代(つづきすみよ)さん=東京都=に相談。関西学院大学ワンダーフォーゲル部や同大ボランティアサークルなどの学生らがボランティアとして協力し、2006年に初めて登山に挑戦した。

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