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子どもの貧困をテーマ講演する京都大大学院の柴田悠准教授=芦屋市上宮川町
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子どもの貧困をテーマ講演する京都大大学院の柴田悠准教授=芦屋市上宮川町

 子どもの貧困を考える講演会がこのほど、兵庫県芦屋市上宮川町の上宮川文化センターで開かれた。京都大学大学院の柴田悠准教授(38)=社会保障論=が給付型奨学金など教育政策の充実を提言。訪れた約40人が聞き入った。

 同センターが主催した。

 厚生労働省などの調査によると、18歳未満の子どものうち、貧困状態の世帯で暮らす子どもの割合は2012年に16・3%となり、この30年で約1・5倍に増えた。母子家庭などのひとり親世帯では、約半数が貧困状態にあるという。

 柴田准教授は、シングルマザーの半数以上が非正規であることを指摘。「教育費の負担が大きいため進学できなかった子どもが、結果的に給与の安い仕事に就き、貧困が世代を超えて連鎖していく」とした。

 原因として社会保障の乏しさを問題視。給付型奨学金などの充実を求めた。経済的理由で大学進学を諦める人の学費を支援する費用は1年間で373億円かかるが、進学に伴う経済効果を考えた投資効果は1・3倍になるとの試算を示した。

 里親制度の支援活動をしているという主婦(63)=芦屋市楠町=は「教育支援の重要さを改めて感じた」と話していた。(竜門和諒)

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