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待機するドクターカーの前で話す小児科医やスタッフら=尼崎市東難波町2
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待機するドクターカーの前で話す小児科医やスタッフら=尼崎市東難波町2

 兵庫県立尼崎総合医療センター(尼崎市)が、小児科医が救急現場に駆け付ける「小児ドクターカー」の運用を始めて1年がすぎた。この1年間で222件の出動要請を記録。重篤な状態にいち早く対応できるなど利点が多く、担当医師は「認知度を上げ、利用を増やしたい」とする。

 ドクターカーは、消防機関から要請を受け、医師らが同乗して現場に出動する。これを子ども用に特化したのが小児ドクターカーだ。小児科医が現場や搬送中に薬を投与したり、呼吸を可能にするため挿管したりできる。

 尼崎総合医療センターは2015年11月末から県内で唯一の本格運用を開始。土日も含め、毎日午前9時から午後9時まで、出動態勢を整えている。阪神間7市1町を対象地域としており、医師やスタッフら約30人が交代で勤務する。

 導入前、阪神間の各消防機関などと協議。119番通報に「生後3カ月未満」や「意識障害」など、特定のキーワードが入っていた場合に要請してもらう。また現場の救急救命士から要請を受ける場合もある。

 導入1年後の昨年11月末までで、計222件の出動要請があった。通常の救急よりも小児ドクターカーの方が搬送時間を短縮でき、医師による迅速な対応で重症化を防いだ例もあったという。

 担当の山上雄司医師は「重症化する子どもはごく一部だが、それを防ぐのがチームの役割。より多く出動することが重要で、そのためには消防機関との連携が不可欠。今後もより良い態勢を作っていきたい」と話していた。(吹田 仲)

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