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 兵庫県の伊丹市は、災害発生時の避難所で使う水を確保するため、市内の全17小学校に「防災井戸」を設置した。飲むことはできないが、トイレの排水や清掃に利用できる。全小学校への設置は県内で初めてという。

 阪神・淡路大震災や東日本大震災では、避難所の水不足からトイレが不衛生な状態になった。トイレに行く回数を減らすため、食事や水分を取らず、体調を崩す避難者も少なくなかった。また、体力のない乳幼児や高齢者が感染病にかかることも問題となった。

 こうした教訓から、市は避難所となる小学校への防災井戸設置を計画。昨年の夏に各校で掘削工事を進め、今年1~2月にポンプを設置した。ポンプは停電時でもくみ上げられるよう、手動を採用。1回あたり約1リットルの水が出る。普段は植栽への水やりや、子どもらの防災教育に活用するという。井戸1基あたりの設置費用は約100万円。

 最初に工事が始まった桜台小の周辺は、震災で深刻な被害を受けた。当時、地域住民ら千人近くが同小に避難したといい、トイレの水の確保が課題だったという。今回、避難所となる体育館のそばに防災井戸を設置した。森田邦彦教頭は「いざという時に地域の人が困らないように活用したい」と話した。(岡西篤志)

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