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市の文化財に指定された「双龍環頭大刀」の柄頭(芦屋市教育委員会提供)
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市の文化財に指定された「双龍環頭大刀」の柄頭(芦屋市教育委員会提供)

 兵庫県芦屋市教育委員会は、7世紀前半に築造された古墳から出土した「双龍環頭大刀(そうりゅうかんとうたち)」を市の有形文化財に指定した。同様の形態の大刀は全国でわずか約90例、県内でも2例しか見つかっておらず、市教委は「古代芦屋の政治的位置付けなどを解明する重要な資料」と評価している。

 大刀は2012年11月に「八十塚古墳群岩ケ平支群(しぐん)」(芦屋市六麓荘町)から出土。柄頭と刀身、さや金具など9片が、古墳内の横穴式石室から見つかった。大刀は副葬時に解体されたとみられ、6世紀後半ごろのものと推定される。

 最大の特徴は、青銅製の柄頭にある装飾だ。2匹の竜が向き合って中央の玉を取り合う姿が施されており、ヤマト政権から各地の有力者に配布されたとされる説が有力という。

 県内の発見例は香美町とたつの市のみ。いずれも大規模古墳で、八十塚古墳群のような群集墳で見つかる例は全国でも少ないといい、市教委は「群集墳を造った集団や被葬者解明の重要な手がかりになる」としている。

 指定された大刀は5月21日まで市立美術博物館(芦屋市伊勢町)で開かれている特別展に展示されている。(前川茂之)

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