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6世紀後半に築造されたとされる具足塚古墳=西宮市高座町(西宮市教委提供)
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6世紀後半に築造されたとされる具足塚古墳=西宮市高座町(西宮市教委提供)
出土したくつわ(右上)などの馬具(西宮市教委提供)
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出土したくつわ(右上)などの馬具(西宮市教委提供)

 兵庫県西宮市教育委員会は11日、同市高座町にある6世紀後半の「具足塚古墳」を市史跡に、同古墳から出土した須恵器や鉄製品、ガラス玉など計202点を市重要有形文化財に指定した。古墳は直径約17メートル、高さ約4メートルの円墳で、市教委は「武庫川下流域を治めていた地方首長一族の墓と考えられる」としている。

 古墳は上ケ原台地の西南端にある丘陵の頂に位置。内部には巨石を用いた横穴式石室(長さ8・75メートル、幅2・07メートル)があり、1974年の発掘調査で判明した鉄製武器などの出土状況から、成人2人と子ども1人が埋葬されていたと考えられるという。

 「西宮市南部と尼崎市西部における同時期の古墳としては、具足塚古墳の横穴式石室が最大規模。副葬品は質、量も群を抜いており、西宮市の古代史を知る上で欠かせない古墳」と市教委。

 文化財課の合田茂伸課長は「現在の阪急西宮北口駅周辺には古墳時代、役所のような機能があったとされる。一帯を治めていた一族が、具足塚古墳に埋葬された可能性が高い」と推測する。

 出土品は須恵器が52点、鉄刀などの鉄製品が45点、装飾品が100点など。中でも、くつわなどの馬具が含まれていたことが、埋葬された人物の階層の高さを示しているという。

 また、よろいを意味する「具足」という古墳名について市教委は、神功皇后がよろいを埋めたという伝承が地域に残っていることに由来している、と説明している。

 古墳は今年3月に市が用地買収しており、今後、整備を進め、今年中に見学会を開く予定という。主要な出土品は同市川添町の市立郷土資料館で展示中。文化財課TEL0798・33・2074

(中島摩子)

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