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地震が起こる仕組みを解説できる「断層ドミノ」。尼崎工業高校の生徒らが防災講座で活用する=尼崎市長洲中通
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地震が起こる仕組みを解説できる「断層ドミノ」。尼崎工業高校の生徒らが防災講座で活用する=尼崎市長洲中通
加藤茂弘さん
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加藤茂弘さん

 兵庫県立人と自然の博物館(三田市)の主任研究員で、地学が専門の加藤茂弘さん(57)が、「ドミノ倒し」を応用した「断層ドミノ」を使い、地震が起きる仕組みを解説する取り組みを続けている。加藤さんに学んだ尼崎工業高校(尼崎市長洲中通1)の生徒たちは新年度、断層ドミノを使って地域の子どもたちに防災講座を開く。(小谷千穂)

 加藤さんは約7年前から、県内の学校や図書館などでドミノ倒しを使った防災講座を実施。1枚の板が倒れると隣の板が連鎖して倒れるドミノが、地震で断層がずれ動く状況と似ているとして「断層ドミノ」と名付けて普及を図っている。

 断層ドミノは、1枚目を倒す力を「震源」に見立て、一つ倒すと連鎖して倒れていく様子で震動が伝わる状況を表現する。同時に、地震が放出するエネルギーを示すマグニチュード(M)の意味も学べるのが特徴だ。

 加藤さんによると、Mは1単位増えるとエネルギーが約32倍になるといい、M7で倒れる板が1枚とすると、M8では32枚に。東日本大震災と同じM9では1024枚が倒れることになる。

 揺れの大きさや時間、範囲の広がりの変化を“体感”でき、「他の人もすぐまねできるので、いろんな人に広めてほしい」と加藤さん。さらに「地震とはどんなものかを知り、防災の意識向上につなげよう」と生徒たちの背中を押した。

 尼崎工業高の生徒たちは、自校に小学生や住民を招き、防災をテーマにした講座を開く予定。2年の男子生徒(17)は「話で聞くよりドミノ倒しの方が地震について理解しやすい。地域の人や小学生にしっかり伝えていきたい」と意気込んでいる。

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