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市長公用車に「ようこそ! 補助犬シール」を貼る木村佳友さんと介助犬「デイジー」、中川智子市長=宝塚市役所
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市長公用車に「ようこそ! 補助犬シール」を貼る木村佳友さんと介助犬「デイジー」、中川智子市長=宝塚市役所

 目や耳、手足に障害がある人の生活をサポートする盲導犬や介助犬など「補助犬」への理解を広げようと、兵庫県宝塚市は9月から、公用車約240台に「ようこそ! 補助犬シール」を貼って市民にアピールする。商業施設や公共交通機関などでの同伴拒否を禁じる「身体障害者補助犬法」をPR。同市内でラブラドルレトリバーの介助犬「デイジー」と暮らす木村佳友さん(58)がこのほど市役所を訪れ、第1号の公用車にシールを貼った。(中島摩子)

 補助犬は、盲導犬、介助犬、聴導犬の3種類を指し、身体障害者補助犬法(2002年施行、07年一部改正)では、国や地方公共団体などが管理する公共施設▽電車やバス、タクシーなど公共交通機関▽商業施設、飲食店、病院、ホテルなど▽従業員50人以上の民間企業-などで、補助犬の同伴を受け入れる義務があるとされている。

 しかし、法律の理解が進んだとはいえないのが現状といい、「知られていないことが、同伴拒否につながっている」と木村さん。「日本介助犬使用者の会」会長も務めるが、「初めて訪れる飲食店だと、ペットを連れてきたと思われ、法律の説明をしてもなかなか受け入れられず、落ち込んでしまう」と話す。

 同市は、法律の制定に大きな役割を果たした木村さんの初代介助犬の名前にちなみ、「シンシアのまち宝塚」として、啓発活動に取り組んできた。1999年から続ける身体障害者補助犬シンポジウムが今年11月で20回目の節目になることから、NPO法人「日本補助犬情報センター」(横浜市)が配布するシールを公用車に貼ることにした。

 厚生労働省によると、兵庫県内では8月1日現在、盲導犬43頭、介助犬2頭、聴導犬2頭が実働している。木村さんは「私は交通事故で車いすを使うようになったが、シンシアとの出会いで前向きになれた。補助犬と一緒に社会参加しようとしても、同伴拒否であきらめる人もいる。みんなが気持ちよく過ごせるよう、協力してほしい」と呼び掛けた。

 シールは希望する市民には9月3日から無料配布する。宝塚市障害福祉課TEL0797・77・2077

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