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芦屋市役所=芦屋市精道町7
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芦屋市役所=芦屋市精道町7

 児童虐待に速やかに対応するため、兵庫県芦屋市は医師や消防本部の救急隊員が虐待の恐れがある子どもと接した場合、芦屋署に直接相談や通報をし、市や児童相談所と情報を共有する「芦屋市児童虐待事案早期情報提供制度」の運用を始めた。緊急時に児童虐待の疑いがある情報を警察に集約する制度は全国でも珍しいという。

 芦屋署によると、児童虐待に関する相談件数は年々増え、2017年は県警全体で3549件、芦屋署管内では68件と、15年と比べ、それぞれ約3倍に伸びた。相談は、土日祝日と夜間(午後8時~午前6時)に寄せられる割合が高く、管内では16、17年は全体の7割以上を占めたという。

 一方、芦屋市は05年に虐待が疑われる子どもの早期発見と支援に向けて要保護児童対策地域協議会を発足。今年の4月から市消防本部も組織に加わり、今回の制度では、医療機関の医師や救急隊員が児童虐待を認知する場合は緊急度が高いとみて、対応に後れを取らないよう、市子育て推進課や県西宮家庭センター(児童相談所)よりも早く警察署が窓口となった。

 芦屋署などによると、これまでは個人情報の保護を理由に、医療機関が情報提供をためらうケースがあったが、2年前に虐待への対応を強化した児童福祉法の改正で、同協議会での情報の共有ができるようになったという。同署は「情報の取り扱いに配慮をしながら、より連携を深めて虐待の抑止につなげたい」としている。(風斗雅博)

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