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こもりむしの会代表の岡本康子さん=宝塚市役所
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こもりむしの会代表の岡本康子さん=宝塚市役所

 引きこもりの高年齢化が問題となる中、妹が約20年間の引きこもりという兵庫県宝塚市の岡本康子さん(41)が、当事者や家族、支援者でつくるグループ「こもりむしの会」を立ち上げた。昨秋から月2回の交流会や講演会、料理教室などを開く。23日には、市内でファイナンシャルプランナーを招く講演会「ひきこもりのライフプラン」を開く。

 近年、引きこもりが長期化し、高齢になって収入が途絶えた80代の親と50代の子どもが社会から孤立する「8050(はちまるごーまる)問題」が指摘される。内閣府は本年度初めて、40~59歳を対象に引きこもりの実態調査を行う。

 こもりむしの会代表で、自営業の岡本さんは妹について「始まりは大学受験の失敗だった」と話す。約20年が経過する中、家族会などに足を運び、自らグループの発足を決意。「生きづらい妹のような人が、行ってみようかなと思える居場所になれば」と毎月第2、第4金曜に交流会を開き、これまでに当事者や家族ら延べ約240人が参加したという。

 女性に限った「女子の会」や、外出が難しい当事者向けに美容師が無料でヘアカットしてくれる回もある。料理のほか、ファッションやメークの講座なども企画してきた。

 今後は「当事者が収入が得られるような活動をしたい」と話す岡本さん。「引きこもりという言葉は、ナイフのようで、聞くだけで涙が出てくるから」と話し、グループ名の「こもりむし」は妹をそう表現したことに由来するという。

 23日の講演会は午後1時半から、市立西公民館(小林2)で開く。ファイナンシャルプランナーの溝本直人さんが「親子2世代の生涯設計、家計、相続、支援」をテーマに話した後、交流会を予定する。参加費500円。定員100人。参加は事前の申し込みを優先する。こもりむしの会事務局TEL050・5215・0900

(中島摩子)

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