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真剣な表情ですき桁を動かして紙をすく児童=西宮市名塩2
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真剣な表情ですき桁を動かして紙をすく児童=西宮市名塩2

 西宮市立名塩小学校(兵庫県西宮市)の6年生約120人が22日、近くの「名塩和紙学習館」(名塩2)で、地元の伝統産業の名塩紙をすいて、卒業証書作りに挑戦した。児童たちは真剣な表情で「すき桁」を動かしながら、オリジナルの証書を作った。

 江戸時代から和紙の産地として知られる名塩地区。植物の「雁皮」に泥を混ぜて作る名塩紙は、色あせしにくく、長期保存に優れているため、寺社仏閣の壁紙や藩札として重宝されてきた。当時は「名塩千軒」と呼ばれるほど生産者が多く、地元産業として盛んだったが、現在は2軒のみになった。

 卒業証書作りは毎年、名塩小など近くの小学校に呼び掛けて実施している。

 児童たちは、名塩紙技術保存会の八木米太朗さん(69)から紙をすくうこつを聞いて、いざ本番。同館職員やJA兵庫六甲の職員らから「手首を使って」「すくった後は水平に」などとアドバイスを受けながら、真剣な表情ですき桁を動かし、A4サイズの紙をすいていった。

 同小では1年生から毎年紙すきを体験するなど、名塩紙について学習を深めている。男児(12)は「6年間やってきた中で一番大きい和紙で、やりごたえがあった。世界に一つだけの卒業証書をすけ、できあがりが楽しみ」と話していた。(斉藤絵美)

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