阪神

  • 印刷
小学校図書室で読書する児童たち。芦屋市は就学前の子どもも図書室で絵本に親しめる新事業を予定する(同市提供)
拡大
小学校図書室で読書する児童たち。芦屋市は就学前の子どもも図書室で絵本に親しめる新事業を予定する(同市提供)
石造りの市営住宅だったが、女性活躍や地域情報の発信の場として改修される「旧宮塚町住宅」(同市提供)
拡大
石造りの市営住宅だったが、女性活躍や地域情報の発信の場として改修される「旧宮塚町住宅」(同市提供)

 兵庫県芦屋市は、ふるさと納税の寄付先として市独自の6事業を追加した。事業に賛同してもらって寄付金を財源に充て、進ちょくの状況も報告していく考え。同市が力を入れるまちづくりの方針や取り組みを市内外にアピールする効果も狙う。(風斗雅博)

 ふるさと納税は、故郷や応援したい自治体に寄付すると、寄付額に応じて居住地に納める住民税や所得税の控除が受けられる制度。昨年度、芦屋市に寄せられたふるさと納税の寄付金は約7240万円。これに対し、本年度の税額控除は約4億8300万円に上り、年々減収が目立っている。

 こうした現状から、同市は息の長い寄付を得ようと、市の個別事業に賛同する寄付を募る仕組みを導入した。

 今回、追加した6事業は、2021年に開園予定の「市立西蔵認定こども園(仮称)」での大型遊具設置▽市立精道こども園での21年度からの病児・病後児保育▽就学前の子どもたちが小学校図書室で絵本などに触れられる環境整備▽電柱・電線のないまちを目指す無電柱化推進▽女性活躍と地域情報発信の場を目的とした旧宮塚町住宅の改修▽20年の市制80周年に合わせた芦屋の学校給食を題材にした映画制作。目標金額は300万~2千万円で、達成しなくても事業費の一部として使われる。

 市は既に16年度、「旧山邑家住宅(ヨドコウ迎賓館)」の保存修理事業をふるさと納税の対象に挙げ、2年間で約1200万円の寄付があった。

 全国では一部の自治体が寄付を集めようと競争が過熱し、寄付に対する返礼品が高額すぎるとの指摘があり、総務省は寄付額の30%以下とするよう目安を示している。市の担当者は、この範囲内で芦屋ゆかりの特産品などを返礼品に用意した上で「完成記念のイベントや上映会に招待するなど、体験を通じた還元も検討したい」としている。

阪神の最新