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災害時の応援を定めた協定書を交わす石井登志郎西宮市長(右)と幸泉会の上谷幸代理事長=西宮市役所(同市提供)
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災害時の応援を定めた協定書を交わす石井登志郎西宮市長(右)と幸泉会の上谷幸代理事長=西宮市役所(同市提供)

 兵庫県西宮市はこのほど、市北部の山口地域で病院や介護老人保健施設を営む医療法人社団「幸泉会」(上谷幸代理事長)と災害時の応援協定を結んだ。昨年7月の西日本豪雨で道路が寸断されて同地域が孤立した経験から、幸泉会が、寝たきりの人や重度の身体障害者ら「要援護者」の一時避難などに協力し、災害弱者を支援する。

 幸泉会は市の要請で、支援が必要な人を受け入れる福祉避難所の設置、運営▽施設での受け入れ▽自宅からの移送-を行う。市によると、このような三つの役割で一つの法人と協定を結ぶのは市内で初めてという。

 協定のきっかけとなった昨年7月上旬の西日本豪雨では、市域の南北をつなぐ国道176号と盤滝トンネルが大雨や土砂崩れで通行止めとなった。他の県道なども寸断され、山口地域は一時、「陸の孤島状態になった」(上谷理事長)という。

 市によると、当時は避難を希望した要援護者がいなかった。だが、輸送に当たる官民の車両や人員は市南部に拠点があり、災害時に北部に出動できない恐れが浮き彫りになった。このため、市は、山口地域で「高田上谷病院」と「老人保健施設 幸泉エルズ」を運営し、自前の輸送車両も持つ幸泉会に協力を仰いだ。

 市と協定を結んだ上谷理事長は「地域の皆さんのお役に立てるのであれば光栄。責務を果たせるよう、これまで以上に地域との交流も深めたい」と話した。(初鹿野俊)

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