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亡くなった学生をしのび、15回鳴らされたハンドベル=西宮市上ケ原一番町
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亡くなった学生をしのび、15回鳴らされたハンドベル=西宮市上ケ原一番町

 阪神・淡路大震災で学生15人と教職員ら8人が亡くなった関西学院大の西宮上ケ原キャンパス(兵庫県西宮市)で9日、犠牲者を追悼するチャペル(礼拝)があった。震災翌年の1996年から毎年営まれ、集まった人がハンドベルの音に耳を傾けながら祈りをささげた。

 当時、同大学の大学院生だった法学部宗教主事の大宮有博さん(48)が、約180人の学生たちを前に被災体験を語った。市内のアパートで地震に遭い、真っ暗な中大学へ向かった。道中の下宿アパートがぺしゃんこにつぶれ、大家さんが「この中に人がおるんや」と大声で叫んでいたと振り返り、「その場所を通ると、今でもあの日のことを思い出す」と話した。

 東日本大震災の被災地へ行った際、被災者の話を聞こうとすると眠気に襲われた。臨床心理士に震災の後遺症の一つではないかと言われたことから「被災と向き合い生きる人にとって、震災は過ぎ去った過去ではない」と思ったという。

 また「復興という言葉で社会的弱者が切り捨てられてきたのではないか」と述べ、聖書の言葉を引用しながら「弱い人のそばに寄り添ってほしい」と呼びかけた。

 法学部1年の学生(18)=京都市中京区=は「学生が15人も亡くなったとは知らなかった。周りの人を大切に思って暮らしたい」と話した。(中川 恵)

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