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副賞の酒だるや米俵を持ち上げて喜ぶ(左から)三番福の玉暉活也さん、一番福の山本優希さん、二番福の伊丹祐貴さん=西宮市社家町(撮影・風斗雅博)
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副賞の酒だるや米俵を持ち上げて喜ぶ(左から)三番福の玉暉活也さん、一番福の山本優希さん、二番福の伊丹祐貴さん=西宮市社家町(撮影・風斗雅博)
一番福を目指して境内を疾走する参加者ら=西宮市社家町(撮影・竜門和諒)
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一番福を目指して境内を疾走する参加者ら=西宮市社家町(撮影・竜門和諒)

 西宮神社(兵庫県西宮市)の伝統行事、開門神事「福男選び」が10日早朝に行われ、約5千人の参加者が境内を駆け抜けた。最初に拝殿に飛び込んだ一番福は、広島県福山市の消防士山本優希さん(22)。二番福は西宮市のお笑いタレント、三番福は加古川市の元信用金庫職員と、平成最後の「福男」は個性豊かな面々になった。3人は「今年はみんなが笑顔になれる年に」とえびす顔を浮かべた。(小谷千穂、竜門和諒、初鹿野俊)

■一番福・消防士の山本さん「災害のない年に」

 一番福の山本さんは、約230メートルの石畳を開門直後からトップで走り抜けた。高校時代に陸上競技の棒高跳びで鍛えた実力を発揮。初参加で「福」をつかむと、拳を上げて「やった」と2度叫んだ。

 昨年7月の西日本豪雨では地元・福山市で行方不明者の捜索に従事した。見たことのない甚大な被害に「心が痛んだ」と振り返る。自身の結果で「広島県や全国の人に元気を与えたい。今年は災害のない1年になってほしい」と願った。

 昨年11月に長男が生まれたばかり。「(福男選びに)いつか一緒に出たい。父親が福男になったのは信じてくれないだろうな」と笑みがこぼれた。

■二番福・お笑いタレント伊丹さん「福と笑い届けたい」

 二番福はお笑いタレントの伊丹祐貴さん(30)=西宮市。先月はタレント業での月収がゼロだったが、「皆さんに福と笑いを届けたい」と自らの転機も図る。

 子どもの頃からお笑いが好きで、大学在学中に吉本総合芸能学院(NSC)に入った。同期のコンビ「霜降り明星」は、昨年末の漫才コンクール「M-1グランプリ」で華々しく優勝。今後もお笑いを続けるか悩んでいたさなか、番組の企画で持ち込まれた福男選びへの参加に懸けた。

 完走後の記者会見では「こんなに多くのカメラに囲まれたのは芸人になって初めて」と苦笑い。将来は、吉本新喜劇の舞台に立ちたいと力強く語った。

■三番福・元信金マン玉暉さん「皆さんに安全を分けたい」

 三番福を手にした加古川市の元信用金庫職員、玉暉活也さん(23)は初挑戦。3列目からのスタートだったが、前列の参加者を次々と追い抜き、滑り込んだ。「無我夢中だった。大満足です」と笑った。

 現在は体力自慢が集うテレビ番組「SASUKE(サスケ)」への出演を目指し、地元の加古川河川敷で走り込みや筋力トレーニングに励む。「この勢いでSASUKEにも出たい」と意気込んだ。

 昨年は交通事故に遭うなど「暗いことの方が多かった」と振り返る。新年早々、福男となり「皆さんに安全を少しでも分けられたら」と、参拝客との写真撮影に笑顔で応じていた。

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