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和紙と綿棒で作った人形を、いとおしそうに見つめる伊藤壽子さん=伊丹市荻野2
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和紙と綿棒で作った人形を、いとおしそうに見つめる伊藤壽子さん=伊丹市荻野2
歌合わせの情景を表現した人形=伊丹市荻野2
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歌合わせの情景を表現した人形=伊丹市荻野2

 障害者の日中の活動をサポートする福祉施設「地域活動支援センター」を運営するNPO法人ポポの家(兵庫県伊丹市荻野2)の伊藤壽子さん(66)=同市=が、百人一首など平安時代の世界を和紙と綿棒で作った人形で表現している。繊細さや美しさに心引かれる人が増え、今年は東京都や奈良県で展覧会を開く。(中川 恵)

 伊藤さんは病気で2人の息子を亡くした。悲しみから立ち上がるきっかけになったのが人形作りだった。女性の人形は1体ずつ着物の色の組み合わせを考え、黒い和紙を細く切って髪を表現し、とかして整える。伊藤さんにとって人形は「子どもそのもの」だ。

 ポポの家で勤め出してから自治体や社会福祉協議会とつながりができ、阪神間で展覧会を開くようになった。「一度見たら行かない」と言われるのが嫌で、毎年新しい人形を作る。今年はオリンピックを題材とし、烏帽子姿の人形に5色の輪を持たせた。会場を訪れる人の中には障害のある人や子どもを失った人もいるという。伊藤さんは「私の『こ』たちを見てみんなが和んでくれたら」と話す。

 展覧会は4月30日~5月11日に小津和紙小津ギャラリー(東京都中央区)で、9月10日~20日に東大寺総合文化センター(奈良市)で開く。「和紙が織りなす日本」実行委員会TEL072・782・2171

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