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「妊婦体験ジャケット」を着用し、タクシーの乗り降りを体験する運転手ら=猪名川町紫合
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「妊婦体験ジャケット」を着用し、タクシーの乗り降りを体験する運転手ら=猪名川町紫合

 兵庫県猪名川町は7月1日から、出産間近の妊婦に優先してタクシーを配車し、病院へ送り届ける「出産サポートタクシー事業」を始める。今月15~17日には同町消防本部で、タクシー運転手26人が助産師や救急救命士から講習を受け、実際に出産前の状態を体験するなどして妊婦の大変さを知り、対応の仕方を考えた。(小谷千穂)

 妊婦の不安解消につなげるのが狙い。以前から同町には、出産を控えた多くの女性から「出産時に病院に送迎してくれるタクシーを紹介してほしい」と要望があったという。

 利用する妊婦は事前に、自身と家族の連絡先や出産する医療機関、予定日、迎えに行く場所を記入し、登録する。迎えるタクシーは運転手が事前に講習を行い、車体に認定ステッカーを貼る。

 17日の講習会には、タクシー会社「日の丸ハイヤー」猪名川営業所の7人が参加。助産師からお産の流れや陣痛について聞き、「大丈夫ですよ、楽にしていてください」「安全運転で行くので心配しないで」などと声掛けの方法も学んだ。

 救急救命士は「破水や出血などがあれば、すぐに車を止めて救急車を呼んで」と説明。運転手が「頼られすぎることに不安がある」と質問すると、助産師が「先に病院と連絡を取り、タクシー移動ができる状態かどうかを判断してもらうことになっている」と答えていた。

 運転手が出産前の胎児や羊水などの重量とほぼ同じ約6キロの「妊婦体験ジャケット」を着用し、タクシーを乗り降りする体験では、運転手は「しんどいわ、これ」と苦労を実感。参加した男性(56)は「足元が見えにくかったので、丁寧に声を掛けて誘導したい」と話していた。

 同町は出産時期の支援として、産前産後ケアや電子母子手帳の事業も同時期から始める。猪名川町こども課TEL072・767・7477

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