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尼崎市立中学校でも教諭の体罰が分かり、謝罪する同市教育委員会の松本眞教育長(左から2人目)ら=尼崎市役所
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尼崎市立中学校でも教諭の体罰が分かり、謝罪する同市教育委員会の松本眞教育長(左から2人目)ら=尼崎市役所

 男子バレーボール部員がコーチに平手打ちされ、鼓膜を損傷した尼崎市立尼崎高校(兵庫県尼崎市)の問題に端を発し、阪神間で同市や西宮市の市立中学校でも体罰が明らかになった。市立尼崎高では部の指導者が報告を隠蔽したと市教委が認め、外部通報で体罰が発覚した。閉鎖性の高い教育現場で、体罰をどう把握しているのか-。阪神間の教育委員会担当者に聞いた。(斉藤絵美、中川 恵)

 「体罰の認知と報告の体制について、抜本的に改めていかないといけない」

 尼崎市立中学校の40代女性教諭が男子生徒の顔を平手打ちしていたことが分かり、市教委の松本眞教育長は28日の会見で、体罰を学校や市教委が把握する仕組みの見直しに言及した。

 市立尼崎高校男子バレー部でコーチの男性臨時講師(28)が部員を平手打ちした体罰では、匿名の情報が学校に寄せられるまで、部員のけがも知っていた男性監督が8日間報告を怠っていた。

 市立中でも外部情報が早く、同市教委の担当者は「体罰を目にした職員が校長に伝え、市教委に報告するよう徹底しているが浸透していない」と声を落とす。

 阪神間の教育担当者も体罰の把握に頭を悩ませる。

 伊丹市教委は、大阪市立桜宮高校の男子生徒が体罰を受けて自殺した2012年以降、生徒に「いじめ・暴力に関するアンケート」を年に2回行う。「大人や他の人から暴力を受けたことがありますか」という設問があり、回答に応じて追跡調査する。今回の体罰問題を受け、教職員向けの研修も検討しているという。

 川西市では、尼崎、西宮市での体罰が明らかになった28日に教頭が集まる会合があり、同市教委の担当者は「何気ない職員室での会話から不適切な対応がないか、早めに見つけてほしい」と話した。

 また、宝塚市教委は同日、市立の全学校園に、体罰の禁止と体罰が起きた場合の速やかな報告を求める通知文を送った。

 芦屋市教委では全公立中学校で学期ごとに1回以上、担任教諭と子どもによる2者懇談を実施し、体罰やいじめなど相談しやすい環境を整える。ただ、担当職員は「体罰はないのが大前提。報告があれば対応するしか方法はない」としている。

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