阪神

  • 印刷
【武庫川水系の浸水想定区域図】 地図で示された色は下図の「浸水深さ」の配色に対応
拡大
【武庫川水系の浸水想定区域図】 地図で示された色は下図の「浸水深さ」の配色に対応
武庫川水系の浸水継続時間
拡大
武庫川水系の浸水継続時間
神戸新聞NEXT
拡大
神戸新聞NEXT

 兵庫県が30日に公表した、千年に1度クラスの大雨を想定した「洪水浸水想定区域図」で、阪神間は武庫川、淀川、蓬川の3水系の流域で大規模な被害が出ることが分かった。武庫川流域の宝塚市街地は浸水の深さが最大で11・8メートルに上り、平地が広がる尼崎市では淀川水系の流域で最悪4日以上の浸水が続くと想定される。「武庫川水系」と「淀川・蓬川水系」の2回に分けて、阪神間の被害想定を紹介する。

 武庫川水系では昨年6月、県が武庫川本川と支流の有馬川流域について被害予測を公表したが、今回は仁川や逆瀬川など44の支流を新たに追加した。24時間で511ミリの雨が降ると想定し、堤防の決壊や川の水が堤防を越える場合を含め、最大の被害想定範囲を地図に示した。

 県武庫川総合治水室によると、武庫川水系流域で想定される浸水面積は84・2平方キロメートル(神戸、三田、丹波篠山市含む)。尼崎市の浸水は市域の半分を超える28・2平方キロメートルで、西宮市では南部の大部分の20・8平方キロメートルが水に漬かるとみられ、広範囲な被害が予測される。

 浸水の深さは、本川と逆瀬川が合流する武庫川右岸の宝塚市中州が11・8メートルと最大で、西宮市田近野町が10・5メートル、尼崎市元浜町が8・9メートル。同室によると、一般的な戸建ては深さ50センチで1階が浸水し始め、3メートルで2階の床高まで水位が上がり、5メートルで2階建て家屋が水没するとされる。西宮市田近野町では深さ50センチ以上となる「浸水継続時間」が56時間とされており、屋外への避難が難しく、長期間孤立する可能性がある。

 また、宝塚市の市街地では、川の氾濫や川岸の浸食で家屋が倒壊するおそれがある地域もあり、同室は「自宅の上層階に逃げる垂直避難ではなく、避難所などに向かう水平避難を検討してほしい」と呼び掛ける。

 被害想定は「千年以上に一度」の大雨を想定し、ほぼ河川堤防の上端に到達する「計画高水位」まで上昇した地点が破堤したとして、氾濫する範囲を算定した。県はホームページで、浸水の深さや排水までにかかる時間、家屋倒壊区域などを5メートル四方の単位で色分けして紹介している。

 昨年7月の西日本豪雨では、芦屋市奥池で降り始めの4日午前7時から8日午前1時までに741ミリの雨量を記録した。(斉藤絵美、中川 恵)

阪神の最新
もっと見る

天気(10月15日)

  • 23℃
  • ---℃
  • 20%

  • 19℃
  • ---℃
  • 50%

  • 23℃
  • ---℃
  • 10%

  • 22℃
  • ---℃
  • 20%

お知らせ