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地図で示された色は下図の「浸水深さ」の配色に対応
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地図で示された色は下図の「浸水深さ」の配色に対応
想定最大規模降雨での洪水浸水想定区域図
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想定最大規模降雨での洪水浸水想定区域図
神戸新聞NEXT
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 兵庫県が5月30日に公表した「千年に1度」クラスの大雨を想定した「洪水浸水想定区域図」では、尼崎市を中心とした淀川と蓬川水系の流域でも、広範囲で浸水することが示された。市域の3分の1が海抜0メートル地帯の同市では、最大で103時間にわたって水が引かず、JR尼崎駅周辺でも浸水の深さが2メートルに上るとみられる。(斉藤絵美、中川 恵)

 県は淀川水系の猪名川や神崎川など30の河川で、千年に1度クラスの大雨を想定した。猪名川は9時間で380ミリ、神崎川は392ミリの雨が降り、ほぼ河川堤防の上端に到達する「計画高水位」まで上昇した地点が破堤したと仮定し、氾濫する範囲を算定した。

 県総合治水課によると、淀川水系流域で想定される浸水面積は、尼崎市の29・7平方キロメートルをはじめ、伊丹、川西、宝塚市と猪名川町を合わせて計47・5平方キロメートル。浸水の深さは阪神尼崎駅周辺で2・1メートル、JR尼崎駅で2メートル、阪急塚口駅で1・3メートルとされる。

 猪名川と藻川に囲まれた地点では3日以上浸水し続ける可能性もあり、尼崎市東園田町では浸水の深さが50センチ以上となる「浸水継続時間」が、103時間と4日以上にわたると予測される。同課は「備蓄を調えるとともに、記録的な大雨が予想される際は自宅にとどまらず、事前に避難所などへ向かうことも検討してほしい」とする。

 阪神間の北部でも大規模な被害が想定される。浸水の深さは川西市石道で9・2メートルと最大で、能勢電鉄多田駅(同市)周辺でも5メートル以上となる地点がある。JR伊丹駅周辺でも深さ2・1メートルの浸水に見舞われるとされる。

 川の氾濫や川岸の浸食で家屋が倒壊するおそれがある場所は計6・2平方キロメートルあり、尼崎や川西市などの河川周辺に点在している。

 一方、蓬川水系の流域では、「百年に1度」の大雨が降るこれまでの想定では浸水被害はないとされていたが、今回の「千年に1度」クラスの大雨の想定では尼崎市浜田町周辺約0・5平方キロメートルで浸水することが判明。同市道意町で最大1・6メートル浸水するという。

 洪水浸水想定区域図は県のホームページで公開している。

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