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「服を脱ぐ時に前かがみになると足が痛む」という女性(右)。訓練中の犬は服の袖口をくわえ続け、女性の動作を助ける=尼崎市内
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「服を脱ぐ時に前かがみになると足が痛む」という女性(右)。訓練中の犬は服の袖口をくわえ続け、女性の動作を助ける=尼崎市内
外出を想定した商店街での訓練。車いすに乗る兵庫介助犬協会の北沢光大さんが犬の様子を見守る=西宮市馬場町
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外出を想定した商店街での訓練。車いすに乗る兵庫介助犬協会の北沢光大さんが犬の様子を見守る=西宮市馬場町
パピーウオーカーのもとで暮らす生後11カ月の子犬。まだあどけない表情を見せる=尼崎市内
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パピーウオーカーのもとで暮らす生後11カ月の子犬。まだあどけない表情を見せる=尼崎市内
兵庫介助犬協会の説明会。補助犬の種類と、補助犬の受け入れを示すステッカーなどが紹介された=芦屋市呉川町
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兵庫介助犬協会の説明会。補助犬の種類と、補助犬の受け入れを示すステッカーなどが紹介された=芦屋市呉川町

 阪神西宮駅南側の「西宮中央商店街」。石畳の通りを、マントをつけた犬が車いすの男性に寄り添って歩く。犬の歩調が早まると、男性が歩みを止めて注意を促す。訓練中の介助犬だ。

 介助犬は身体障害者補助犬法が定める補助犬の一種で、手足が不自由な人をサポートする。厚生労働省によると、全国の介助犬実働頭数は今年3月時点で65頭。900頭以上がいる盲導犬に比べて認知度は低い。

 介助犬の貸与や育成、普及啓発に取り組むNPO法人「兵庫介助犬協会」(兵庫県西宮市馬場町)はまず、ブリーダーから購入した子犬を「パピーウオーカー」と呼ばれるボランティアに預ける。同協会の北沢光大理事長(37)は「人間と一緒に過ごす楽しさを知って、健康に育ってもらうことが大事」と話す。

 1歳を過ぎると訓練を始め、落とし物を拾ったり携帯電話を探したりする介助動作を覚える。さらにユーザーとの合同訓練を経て、認定審査に合格すれば介助犬としての一歩を踏み出す。

 尼崎市の主婦(46)は12年前に手足などのまひを伴うギラン・バレー症候群を患い、車いす生活になった。支えてきたのが介助犬のオズ。「誰にも気を遣わず外出できるようになり、可能性を広げてくれた」と女性。自宅で足に激痛が走った時は自室のドアを開け、異常を家族に知らせてくれた。

 そのオズも10歳。引退が近くなり、今は後継候補の犬と合同訓練に励む。女性は「同じ立場の人たちが暮らしやすくなるよう、介助犬が理解される社会になってほしい」と語る。(風斗雅博)

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