阪神

  • 印刷
4期16年を振り返る山中健市長=芦屋市精道町
拡大
4期16年を振り返る山中健市長=芦屋市精道町

 兵庫県芦屋市の山中健市長(69)が10日に任期満了を迎える。2003年以降、阪神・淡路大震災後のまちの再建に取り組んだ。4期16年に及んだ市政のかじ取り。山中市長に、任期中の思いや意を尽くした施策をざっくばらんに語ってもらった。

     ◆

 1期目は財政再建が喫緊の課題で、行政改革は不退転の気持ちで臨みました。最も重い決断を迫られたのは障害者団体などへの補助金削減。代表者たちに「聖域なき行革だから」と、ひたすら頭を下げて受け入れてもらって。そこから「そこまで手を付けないとだめなのか」と議会筋も理解が進んで、職員の給与カットや人員削減など行革が一気に進んでいきましたね。

 とはいえ、2期目も財源は乏しいまま。どうやって芦屋の存在感を出せるかと考えると、先人が築いてきた住環境や景観があった。とにかく「攻めながら守ろう」と、さまざまな条例整備を進めました。

 特に全市の景観地区指定は先進的だったと自負しています。大原町では2010年に「景観と調和していない」としてマンション建設を認めない判断を下しました。裁判されたら負けるかもしれないと言われたけど、「負けても仕方ない。うちの姿勢を見せるんや」と、ノーを出しました。

 市域が狭く、市民意識が高い芦屋は美しいまちになる要素を秘めていて、そこにもっと磨きを掛けたかった。自分も毎朝ごみ拾いをしながら市役所へ通ってきました。

 今後は次の市長に託しますが、先人が積み上げてきたものを発展させてほしいという願いはあります。ゆくゆくは芦屋市が世界遺産に…というのは淡い希望ですけどね。(聞き手・風斗雅博)

阪神の最新
もっと見る

天気(10月19日)

  • 25℃
  • ---℃
  • 60%

  • 22℃
  • ---℃
  • 70%

  • 25℃
  • ---℃
  • 60%

  • 25℃
  • ---℃
  • 70%

お知らせ