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中川智子宝塚市長から花束を受け取る丸谷外三郎さん(中央)と、妻清子さんの遺影を持つ家族ら=宝塚市仁川団地
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中川智子宝塚市長から花束を受け取る丸谷外三郎さん(中央)と、妻清子さんの遺影を持つ家族ら=宝塚市仁川団地

 今年9月に100歳を迎える丸谷外三郎さん(99)=兵庫県宝塚市=が暮らす介護施設「宝塚清光苑」(同市仁川団地)を7日、中川智子宝塚市長が訪れ、長寿を祝った。今年4月に99歳で亡くなった妻清子さんの分と合わせ、2人分の記念品や花束を手渡した。

 宝塚市は毎年、年度中に100歳を迎える市民を記念品やお祝い状で祝福する。4月1日時点で対象が決まり、本年度は男性14人、女性53人の計67人だった。

 丸谷さん夫婦の祝福セレモニー会場は、2人が趣味で描いてきた水彩画の花や陶器の写真が壁にびっしり並んだ。中川市長は外三郎さんに「夫婦を祝うのは初めて。2人仲良く過ごされたのでしょう」と声をかけた。

 戦時中に満州で出会ったという2人。終戦2カ月前に本土へ帰る際、外三郎さんが乗った船は魚雷を受け将校十数人が戦死。また、身重の清子さんが乗るはずだった船も沈没するなど、外三郎さんは「生と死の境にいた」と振り返った。

 清子さんの遺影とともに祝福された外三郎さんは「長生きして良かった。感激。できたら清子と一緒に今日を迎えたかった」とほほ笑んだ。(小谷千穂)

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