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モリアオガエルの卵塊に水を吹き付ける山口中学校の生徒=西宮市山口町上山口2
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モリアオガエルの卵塊に水を吹き付ける山口中学校の生徒=西宮市山口町上山口2
モリアオガエル(釜渕章匡教諭提供)
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モリアオガエル(釜渕章匡教諭提供)

 兵庫県西宮市立山口中学校(同市山口町上山口2)の生徒がモリアオガエルの保護活動に取り組み、50年を迎えた。校内でつくる保存会には今年、28人の生徒が繁殖活動に手を挙げた。生徒らは「昔から続く伝統を引き継ぐ一員になりたい」と飼育小屋で日々世話に励んでいる。(名倉あかり)

 モリアオガエルは、兵庫県のレッドデータブックでBランクに指定。木の上に卵を産み、同校の理科教諭、釜渕章匡さん(43)は「指先の吸盤が発達しており、跳ぶ力や泳ぐ力より木に登る力が強い」と話す。

 池上達校長(58)によると、同校は昭和44(1969)年からモリアオガエルの保護活動を始めた。理科部の生徒が生息地の実態調査や人工ふ化などに取り組み、2006年には「環境大臣賞」を受賞した。

 しかし、2016年、理科部は部員が減って廃部に。「世代が変わってもカエルの保護を通じて地域とつながってほしい」と、池上校長は翌年、「モリアオガエル保存会」を発足させた。今年は1~3年生28人が部活動の傍ら、朝や放課後に飼育小屋に通う。

 生徒は5~7月、校区にある池でモリアオガエルが木の上に産み付けた「卵塊」を探す。見つけた卵塊は枝ごと切り取って校内の飼育小屋へ持ち帰り、池に見立てた水槽の上につるす。乾燥しないように霧吹きでミネラルウオーターをスプレーするのが大事な日課だ。

 今年も、飼育小屋には卵塊が並び、もうすぐふ化の時期を迎える。ふ化したオタマジャクシは近くの池に放流する。保存会の3年、女子生徒(14)は「卵塊からオタマジャクシが出てくるところを今年も見たい」と期待に胸を膨らませていた。

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