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ふるさと納税返礼品から取り下げられた川西市の「かわにしクワトロ鍋」。PRしてきたパンフレットを手にする同市職員=川西市役所
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ふるさと納税返礼品から取り下げられた川西市の「かわにしクワトロ鍋」。PRしてきたパンフレットを手にする同市職員=川西市役所
「川西」の名が付く全国市町の食材で作る「かわにしクワトロ鍋」(川西市提供)
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「川西」の名が付く全国市町の食材で作る「かわにしクワトロ鍋」(川西市提供)

 「かわにしクワトロ鍋」をご存じだろうか。山形県川西町の米沢牛、奈良県川西町のネギ「結崎ネブカ」、新潟県十日町市(旧川西町)の豚肉「ツマリポーク」に、ご当地兵庫県川西市のいちじくベースのたれを合わせた鍋料理で、川西市のふるさと納税の返礼品としても人気を集めてきた。しかし、ふるさと納税の制度が今月から変わり、クワトロ鍋は返礼品から外れ、存続すらピンチになっている。(斉藤絵美)

 「川西で独自に生み出したのに、どうして駄目なのか」

 そう憤るのは、川西市でふるさと納税を担当する産業振興課の担当者。同市は「川西」の名が付く四つの自治体で「全国川西会議」を結成。同市内のキャンプ場が、各地の特産食材を使った「かわにしクワトロ鍋」を考案した。キャンプ場で提供するほか、昨年秋から、ふるさと納税の返礼品として、これまで41人に届けたという。

 しかし、総務省はふるさとの納税制度の過度な返礼品競争に歯止めをかけようと、6月から新制度を導入。返礼品を「寄付額の3割以下の地場産品」に限定するほか、返礼品とする食品は原材料の半分以上を地場産品で賄うよう規定され、姉妹都市や友好都市の特産物は認めないと示された。

 このため、川西市は各地の食材を集めるクワトロ鍋の取り扱いを検討。担当者は「国が指導すべきことなのかという気持ちは正直あるが、国の方針を無視してまで強引に続けるつもりはない」とし、6月からは取り下げた。

 一方で、開発したキャンプ場は「返礼品として残してほしい」と求め、クワトロ鍋の食材の見直しも始まった。兵庫県産の牛肉や豚肉に替えて提供できるのであれば、川西市産の野菜を使った「なんちゃってクワトロ鍋」として、返礼品に再登場させる案も出ている。

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