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スカイプでインドネシアの高校生と議論する関西学院高等部の生徒ら=西宮市上ケ原一番町
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スカイプでインドネシアの高校生と議論する関西学院高等部の生徒ら=西宮市上ケ原一番町

 関西学院高等部(兵庫県西宮市上ケ原一番町)の3年生が、インターネット電話「スカイプ」を使ってインドネシアの高校生と両国の社会問題を考える授業に取り組んでいる。民間企業が両者をつなぎ、1学期の間、毎週同じメンバーで交流する。会員制交流サイト(SNS)でも仲を深めながら他国を知り、自国を見つめ直す貴重な時間となっている。(小谷千穂)

 「ナイストゥミートユー(はじめまして)」。4月半ば、生徒がパソコンに向かって笑顔で手を振り、片言の英語であいさつ。画面の先ではインドネシアの高校生らが手を振り返した。授業を企画したベンチャー企業「With The World(ウィズザワールド)」(神戸市中央区)の五十嵐駿太代表(26)は「3カ月間このメンバーで活動するので仲良くなってください」と呼び掛けた。

 選択授業の一環で、関学高等部の生徒3、4人ずつとインドネシア・バリ島のハラパン高校の4、5人でグループを組む。英語が分かる関西学院大の学生も1人ずつ付き、毎週約2時間、スカイプのテレビ電話機能で会話する。

 最初は言葉が通じず、文化や社会問題をうまく伝えられなくて苦戦した生徒たち。無料通信アプリ「LINE」や写真共有アプリ「インスタグラム」で授業外にもやりとりを続け、距離を縮めた。伝統文化や貧困、ごみ問題などをテーマに、両国の違いや問題解決の方法を議論、調査し、1学期最終日のプレゼンテーションに備える。

 食文化がテーマのグループは、インドネシアで野菜嫌いの若者が多く、栄養不足が指摘される問題で日本の弁当を取り上げる。弁当に入れる品々をキャラクターに見立てる日本の「キャラ弁」が野菜を楽しく食べられて効果的だと話し合ってきた。今月19日には、同国の中学生らをハラパン高に招き、スカイプを通じた指導の下、実際に具材をキャラクター形に盛り付けてもらい、感想を聞いた。

 参加する3年女子生徒(17)は「もっと相手の文化を知りたいし、日本の文化も伝えられるようになりたい」と目を輝かせる。授業の責任者の三木真也教諭(42)は「身近な社会問題が理解できる上、生きた英語に触れられるめったにできない体験。今の子どもたち同士だからこそ越えられる壁もあるなと感じている」と話している。

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