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近代建築の特徴を伝える旧高碕家住宅主屋=宝塚市雲雀丘1(兵庫県教育委員会提供)
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近代建築の特徴を伝える旧高碕家住宅主屋=宝塚市雲雀丘1(兵庫県教育委員会提供)
自宅でダチョウを育てていた高碕達之助氏(東洋食品研究所提供)
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自宅でダチョウを育てていた高碕達之助氏(東洋食品研究所提供)

 国の文化審議会が19日に国登録有形文化財の答申を出した兵庫県宝塚市雲雀丘1の「旧高碕家住宅主屋」は、米国人建築家ヴォーリズが設計した近代建築。家主だった公益財団法人「東洋食品研究所」創立者の高碕達之助氏(1885~1964年)の功績とともに、訪れた人を楽しませている。

 阪神間モダニズムを先導し、国登録有形文化財11カ所が集中する雲雀丘地区にある同住宅。医師の住居として1923(大正12)年に建築され、29(昭和4)年に高碕氏が住み始めた。屋根の勾配が途中で変わる「腰折れ屋根」の木造2階建てで、関西学院西宮上ケ原キャンパスで知られるヴォーリズ建築の代表的な様式の一つとされる。

 管理する同研究所が90年に保存のため全面改修。2012年から高碕氏に関する資料を展示し「高碕記念館」として一般公開した。

 高碕氏は製缶会社や専修学校を設立し、政治家として通商産業大臣などを歴任。経済面で交渉力が強く、日中国交正常化にも貢献したという。自然や生き物を好む一面もあり、同住宅ではヤシの木を育て、庭や池でワニやニシキヘビ、ダチョウを飼育した。同研究所によると、日本で初めてダチョウの卵の人工ふ化に成功したのも高碕氏だという。

 同研究所の担当者は「登録によって多くの人に建物の素晴らしさや高碕の功績を知ってほしい」と話す。月曜休館。入館無料で、電話での申し込みが必要。午前10時半~午後4時。庭園は午前10時~午後4時、申し込みがなくても見学できる。東洋食品研究所事業推進部TEL072・740・3500

(小谷千穂)

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