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ホロコーストを生き延びた祖父の半生や平和への思いを語るカイラ・美春・チャンドラーさん=アンネのバラの教会
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ホロコーストを生き延びた祖父の半生や平和への思いを語るカイラ・美春・チャンドラーさん=アンネのバラの教会

 ナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺「ホロコースト」を生き延びた祖父を持つ米国在住の高校生、カイラ・美春・チャンドラーさん(16)の講演会が20日、兵庫県西宮市甲陽園西山町の「アンネのバラの教会」であった。カイラさんは日本語で、祖父の壮絶な半生や命を救ってくれた人々の存在について話し、「他の国や宗教の歴史や文化を知る姿勢が大事だ」と平和への思いを語った。(山本 晃)

 カイラさんは、日本人の母とユダヤ系米国人の父との間に生まれた。祖父モリス・チャンドラーさん(94)がユダヤ人として迫害を受けた経験を知り、毎年夏休みを利用して来日した際に高校などで講演している。

 講演に先立ち、カイラさんと集まった市民ら約30人は迫害による犠牲者をしのび、祈りをささげた。また、県立西宮高校音楽科2年の首藤主来さん(16)がホロコーストを題材とした映画「シンドラーのリスト」の主題歌をバイオリンで演奏した。

 講演でカイラさんは、祖父が命の危険を感じてポーランドから各国を転々とし、家族と生き別れになったことなどを紹介。ユダヤ人への迫害が合法化される中、ある農家にかくまわれ、強制収容を免れたといい、「正義を貫く大切さを感じてほしい」と締めくくった。

 講演を聞いた上ケ原中学校1年の生徒(12)は「身の危険を冒してまでユダヤ人を守った人たちの勇敢さに感動した」と話していた。

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