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小説「火垂るの墓」の記念碑の設置予定地で話す土屋純男さん(左)と二宮一郎さん=西宮市奥畑
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小説「火垂るの墓」の記念碑の設置予定地で話す土屋純男さん(左)と二宮一郎さん=西宮市奥畑
記念碑のイメージ図。アニメ映画の一こまもデザインされる(土屋さん提供)
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記念碑のイメージ図。アニメ映画の一こまもデザインされる(土屋さん提供)
神戸新聞NEXT
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 アニメ映画にもなった野坂昭如さんの小説「火垂るの墓」の舞台となった兵庫県西宮市で、作品の記念碑を設置しようと、住民らが実行委員会を立ち上げ、碑の制作費の寄付を募っている。同市奥畑の西宮震災記念碑公園内を予定地に、戦後75年となる来年6月の完成を目指す。目標額は700万円といい、実行委の土屋純男代表(76)=同市=は「戦争の惨禍を繰り返さないためにも碑を残したい」と協力を呼び掛けている。(山本 晃)

 「火垂るの墓」は、神戸大空襲で母を亡くし、西宮の親類宅を頼ったが、追い出された14歳の主人公・清太と4歳の妹節子を描く。野坂さんの実体験を交えた物語で、西宮市内では2人が暮らした防空壕近くのニテコ池や、海水浴で訪れた香櫨園浜などがゆかりの地とされる。

 ニテコ池近くに住む土屋さんは、2015年12月に野坂さんが亡くなったことを受けて、元高校教諭の二宮一郎さん(70)=同市=と小説のモデルとなった防空壕を探した。野坂さんが記した自伝エッセーの内容や住民への聞き取りから、今は住宅地となっている満池谷町で壕があったとみられる2カ所を探し出した。

 これをきっかけに、「野坂さんの功績や戦争の記憶を後世に伝えたい」と記念碑の建立を計画。住民や野坂作品のファンらも加わって9人で「『火垂るの墓』記念碑建碑実行委員会」を発足。デザインを決め、西宮震災記念碑公園での設置にめどが立ったという。

 計画する碑は自然石で作られ、高さは約2・2メートル。碑には小説の「誕生の地」と刻み、両脇に野坂さんの戦争体験や小説を紹介する碑も置く予定という。

 募金は個人1口千円、団体は1口1万円で受け付けている。振込先は、ゆうちょ銀行(口座番号14310-88078281、口座名称「ホタルノハカイインカイ」)。

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