阪神

  • 印刷
「2025年まで続きます」-。県立西宮病院と統合が決まり、新規入院が減っている西宮市立中央病院=西宮市林田町
拡大
「2025年まで続きます」-。県立西宮病院と統合が決まり、新規入院が減っている西宮市立中央病院=西宮市林田町

 兵庫県立西宮病院(西宮市六湛寺町)と統合される西宮市立中央病院(同市林田町)で、新規の入院患者数が減っている。4~6月は前年同期に比べて15%減少。統合予定は6年後だが、今年1月に統合が発表されると「すぐに閉院する」との誤解が市内の診療所で広がり、紹介患者数が減る実態があるという。収益にも響き、担当者は「統合まで時間があり、機能や患者は新病院に引き継がれる」と周知する。(初鹿野俊)

 市立中央病院によると、本年度第1四半期(4~6月)に、新たに入院した患者数は983人で、1158人だった前年同期より15・1%少なかった。

 市が理由とみる一つは、近隣の診療所が紹介する患者の減。第1四半期をみると、外来診療も含めた患者の紹介件数はここ数年は右肩上がりだったが、今年は減少に転じた。紹介患者全体のうち2割が入院する傾向があるといい、入院の減は紹介患者数が細ったことに起因したと推測する。

 医師の妊娠や異動に伴う診療体制の縮小もあるが、同市病院改革担当部は入院患者が減った背景を「診療所で統合の誤解が広まった」と指摘する。

 病院統合は、1月に県と市が基本協定を締結。新病院は県営とし、アサヒビール西宮工場跡地(同市津門大塚町)に移転新築される。市の広報紙「市政ニュース」やホームページで紹介したが、「現病院がいつまで続くかは周知不足だった」と同部。その結果、診療所の医師に「1年ほどで閉院になる」などと解釈されていた事例があった。

 市立中央病院第1四半期の医療面の収支は、前年同期比で赤字が約1億円拡大して約3億5千万円となった。入院収益の12・2%減が影響した。2025年度まで存続する同病院の担当者は「情報発信に取り組み、患者の獲得に努めたい」としている。

阪神の最新
もっと見る

天気(10月23日)

  • 25℃
  • ---℃
  • 10%

  • 22℃
  • ---℃
  • 10%

  • 25℃
  • ---℃
  • 10%

  • 25℃
  • ---℃
  • 10%

お知らせ