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Wi-Fi信号に基づくデータについて意見を交わす「市観光地域づくり推進会議」のメンバー=尼崎市役所開明庁舎
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Wi-Fi信号に基づくデータについて意見を交わす「市観光地域づくり推進会議」のメンバー=尼崎市役所開明庁舎
尼崎城の近くに置かれたセンサー(あまがさき観光局提供)
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尼崎城の近くに置かれたセンサー(あまがさき観光局提供)
1日ごとの観光スポットの人の流入がグラフ化されたデータ
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1日ごとの観光スポットの人の流入がグラフ化されたデータ

 一般社団法人あまがさき観光局は、兵庫県尼崎市の阪神尼崎駅周辺で、行き交う人のスマートフォンなどが発する公衆無線LAN「Wi-Fi」の信号を街中のセンサーで捉え、人の流れを把握して観光振興を図る取り組みを進めている。同駅南に再建された尼崎城や寺町など、観光スポットの訪問者数や滞在時間、移動の動線などを分析し、一帯で観光客の効果的な流入につなげる考えだ。(大盛周平)

 Wi-Fiの信号は、人の流れや交通量の調査などに使われている。センサーを置いた地点を通過した人の信号をキャッチし、滞留時間や周遊場所が分かる仕組み。取得する情報に氏名やメールアドレスなどの個人情報や通信内容は含まれず、匿名化して処理する。

 同観光局は、尼崎市が観光の重点地域と定める阪神尼崎駅周辺で、「勘ではなく根拠を持って観光施策を立てる必要がある」と立案。データの習得や分析のノウハウを持つ社会システム総合研究所(神戸市中央区)と富士通特機システム(川崎市)が協力し、8月から調査を始めた。

 センサーは、阪神尼崎駅の南北の出入口や尼崎城天守1階、寺町の寺院、三和本通などの商店街といった周遊が見込まれる15カ所に置いた。多い日は約4万の信号を拾うといい、寺町で催しがあった日には尼崎城への来城者が増えたり、普段以上に商店街への流入が多かったりする傾向が読み取れたという。

 さらに同観光局は10月、商店街や寺院関係者、交通事業者らと、市の観光資源の生かし方を考える「市観光地域づくり推進会議」を発足させた。同会議でもデータの活用法を議論するといい、同観光局は「尼崎城を中心にエリアを周遊してもらうため、蓄積されたWi-Fiのデータを生かしていきたい」としている。

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