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猪名川万葉植物園の草花を紹介する図鑑を自費出版した木田隆夫さん=川西市矢問1
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猪名川万葉植物園の草花を紹介する図鑑を自費出版した木田隆夫さん=川西市矢問1

 万葉集で詠まれた草花を一堂に集めた「猪名川万葉植物園」(兵庫県川西市矢問1、同市矢問東町)の園主、木田隆夫さん(74)が、園内の植物を紹介する図鑑「猪名川万葉植物園だより」を自費出版した。自身が育てた110種以上の写真に加え、ゆかりの万葉歌と口語訳も添えて解説。「植物を通して恋や故郷への思いを詠んだ、昔の人の文化を楽しんでほしい」と話す。(小谷千穂)

 大阪大学在学中に万葉学者犬養孝氏の授業を聞き、万葉集に興味を持ったという木田さん。食品会社を早期退職後、実家の裏山を引き継ぐことになり「どうせ手入れするなら楽しくやりたい」と2004年に万葉植物を植え始めた。2年後には広く見てもらうため、植物園として開園した。

 敷地は自宅横の山林約1300平方メートルと畑約2900平方メートルで、自生していた約30種の万葉植物を残しながら、カタクリ、ササユリ、ハスなども加えた。春はヤマザクラやヤマブキ、夏はユリやキキョウなど四季折々の花が楽しめる。見学は事前予約制で、木田さんがガイドを務める。

 図鑑は「植物園に来られない人にも魅力を伝えたい」と企画した。B5判で350ページ以上あり、130部を作成。四季ごとに万葉植物を紹介する。写真は木田さん自ら撮影。育てた経緯や、園以外で鑑賞できる場所などの豆知識もある。

 木田さんは「万葉植物はその気になって探せば、身近な場所にもある。同じ草花を見た1300年前の人が、何を感じていたかを想像しながら鑑賞してもらえれば」と話している。

 税別3600円。ブログ「猪名川万葉植物園四季の写真」でも植物園の様子を紹介している。

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