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車いす陸上男子短距離・大矢勇気さん
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車いす陸上男子短距離・大矢勇気さん
車いす陸上男子短距離・大矢勇気さん
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車いす陸上男子短距離・大矢勇気さん
骨付きチキンなどが並ぶ大矢さんの定番料理(大矢勇気さん提供)
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骨付きチキンなどが並ぶ大矢さんの定番料理(大矢勇気さん提供)

 東京五輪・パラリンピックが開催される2020年が幕を開けた。兵庫県の阪神間ゆかりのアスリートも大舞台を見据える。日々の練習に加え、選手の原動力は「食事」だ。肉体を強化する食材や、大一番を前に験を担ぐ献立。そんなこだわりの“アスリートメシ”を聞いてみたい。

■車いす陸上男子短距離・大矢勇気さん(38)=兵庫県西宮市出身

 床ずれで療養していた2015年ごろから、再発が嫌で主治医と相談し、ヘルパーさんに週3回、夕食を作りに来てもらっています。ヘルパーさんに「これとこれを買うので」と伝えて、調理をお願いします。肉と野菜は必ず食べます。この2年間、ほぼ毎日です。

 2年前、減量を始めたんです。今より10キロぐらい重くて。車いすをこぐにはパワーが必要だけど、体重がありすぎると重りになってしまい、しっかりこげない。結果が出なかった。でも痩せすぎても、必要な筋肉が落ちてしまう。バランスを考えて、そこから肉にこだわるようになりました。

 メニューの一つが、鶏もも肉の甘辛煮。でも、牛肉、豚肉と変えながら飽きないように食べています。僕の種目は腹筋が使える人もいるんですが、僕はあまり利かない。スタートダッシュが得意だけど、ほとんど手の力でこぎます。上腕二頭筋や三頭筋が強くなるように意識して、プロテインを飲んで補います。身長は176センチで、今の体重は49キロ。これがベストです。

 下半身が動かないので、おなかの動きが悪くて結構大変です。便秘がちになって何日も便が出ず、腸閉塞になる怖さもある。練習ができなくなるので、野菜を食べるんです。食べられない時は野菜ジュースを飲んでいます。

 食べる量も多すぎない方がいい。カロリーの消費がしにくいので。夜の午後8時以降は食べません。体重は、車いすごと乗れる体重計に乗ってチェックし、すごく気を遣います。(昨年11月にパラ陸上世界選手権が開かれた)ドバイでは、米が合わなくて体重が4キロも減ってしまった。ただ、東京パラリンピックはその不安はないですね(笑)。

 会社が協力してくれて、平日は正午に仕事を終えてすぐ練習に向かえるようになった。食事を考える時間も増えました。東京パラは100メートルで16秒台を出さないとメダルは取れない。でも、自分にも金へのチャンスはあると思う。より軽量化した競技用車いすができるので、大会まで試行錯誤していきます。(聞き手・大盛周平)

【おおや・ゆうき】1981年、西宮市生まれ。同市立平木中までは野球少年。市立西宮西高校(現県立西宮香風高)1年の時、事故で脊髄を損傷して両下肢まひに。両手の握力は10キロ前後に低下した。2005年から陸上車いす100メートルに挑戦し、同年に岡山、06年に兵庫で開かれた全国障害者スポーツ大会に連続出場した。11年の母洋子さんの死去や自身の床ずれの悪化などを乗り越え、昨年11月のパラ世界陸上で4位に入り、東京パラ出場を決めた。自己ベストは17秒49。ニッセイ・ニュークリエーション所属。

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