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「国と国の架け橋になってほしい」。朝鮮語の授業を受ける生徒に話す朴玲実さん=県立尼崎工業高校
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「国と国の架け橋になってほしい」。朝鮮語の授業を受ける生徒に話す朴玲実さん=県立尼崎工業高校
最後の授業で生徒はトッポギやタッカルビなどの調理に取り組んだ=県立尼崎工業高校
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最後の授業で生徒はトッポギやタッカルビなどの調理に取り組んだ=県立尼崎工業高校

 兵庫県立尼崎工業高校(同県尼崎市長洲中通1)が、1975(昭和50)年度から続けてきた朝鮮語の授業を本年度で廃止することを決め、21、22日に最終の授業を終えた。全日制公立高校として全国で初めて導入されたといい、毎年2、3年生が選択科目として学んできたが、現2年生は履修科目から外れていた。(大盛周平)

 朝鮮語の授業は、在日コリアンが周囲に多く住む地域性などから始まったという。現在は、県教育委員会に届け出て学校が採用できる「学校設定科目」の一つとして、2、3年生の選択科目で実施。発音や文法、文化を理解する内容で、ここ数年は2学年で計40~70人程度が受講していた。

 だが、2017年度、「英語を使う仕事が社会で増えている」などとして、外国語授業の位置付けを見直し。翌18年度の入学者が2年に進級した際、選択科目から朝鮮語を外し、代わりに英語の授業に充てると県教委に届け出た。学校や県教委には、卒業生や教員経験者から存続を求める声もあったという。

 同校によると、最終年度となった本年度の授業は3年生のみ約20人が受講した。生徒は作文で「人を知るには言葉が大事なことが分かった」などと授業の感想を記したという。

 今月21、22日には担当教員による最後の授業があった。21日は非常勤講師の朴玲実さん(34)のクラスで、タッカルビやパジョン(チヂミ)などを生徒8人がつくった。2年続けて受講し、好きなK-POPの歌詞が少し分かるようになったという3年生の男子生徒(18)は「授業がなくなるのは残念。後輩にも受けてほしかった」と話した。

 同校は今後、外部に依頼して、朝鮮語や文化を学ぶ講演会や体験教室の開催を考えている。県教委によると、同校を除き、朝鮮語の授業を届け出ている県立高校は本年度で15校あるという。

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