阪神

  • 印刷
プログラミングを使って算数の図形を描く子どもら=園田学園女子大学
拡大
プログラミングを使って算数の図形を描く子どもら=園田学園女子大学
尼崎市の小学生がワークショップで使用した、プログラミング学習用ソフト「スクラッチ」の画面(ラスイノベーション提供)
拡大
尼崎市の小学生がワークショップで使用した、プログラミング学習用ソフト「スクラッチ」の画面(ラスイノベーション提供)

 今春から小学校で必修化される「プログラミング教育」に備えて、兵庫県尼崎市の小学生たちが一足先に準備を始めている。同市教育委員会が「専門の力を借りたい」と、プログラミング教室を運営する会社と共同でワークショップを開催。市内の小学生全員を対象に参加希望を募ったところ、定員90人に6倍以上の約600人が応募し、保護者の関心の高さがうかがえた。(小谷千穂)

 ITに強い人材がより求められるため、プログラミング教育は新しい学習指導要領で初めて取り入れられた。既存の科目の中に組み込まれ、算数であれば画面上で自動的に二等辺三角形を描かせたり、理科では電気の働きを機械に制御させたりする。総合学習で取り組む場合もある。

 尼崎市教委は、地域や民間の力を借りて子どもらがプログラミング教育に触れる機会を増やそうと、発達障害児向けプログラミング教室を尼崎や東京で展開する「プラスイノベーション」(尼崎市)とタッグを組んだ。

 ワークショップは昨年秋から始まり、全3回の参加費は1500円。人気ぶりに市教委の担当者は「予想以上にニーズがある」と驚く。小学2年の長女を参加させた母(41)は「自分には想像もできない分野で、分かりにくいのかな、聞かれても答えられないなと不安だった」と応募した。

 初回にプログラミングソフトの基礎的な使い方を学び、2回目でゲーム作りを体験。3回目に作図に挑戦した。図を描く際はパソコンを使って「ひだりななめうえにあるく」「2回くりかえす」など複数の指示を登録。動作を開始すると、フクロウの絵が勝手に動いて線を引き、図を作る。子どもらは講師のアドバイスを受けながら、課題の長方形や三角形を作り上げた。

 体験した尼崎北小学校2年の女児(7)は「最初難しかったけど、最後は楽しかった。友達に教えたい」と満足げ。また、長女の様子を見ていた母親は「案外簡単そう。娘も楽しそうにしていたので安心した」と胸をなで下ろした。

 情報教育が専門の放送大学の中川一史教授は「プログラミング教育では、自分が初めに想定する結論、姿、動きを、正確に見通せる力を育むことが大切。少し難しいことも、知恵を合わせて体験していけば楽しさに変わる。教員も、具体的なイメージをつかむためにまず体験してほしい」と話した。

阪神の最新
もっと見る

天気(10月23日)

  • 22℃
  • 16℃
  • 90%

  • 20℃
  • 15℃
  • 90%

  • 22℃
  • 17℃
  • 90%

  • 21℃
  • 16℃
  • 90%

お知らせ