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コンピューターの使用を認め、解き方を制限しない算数のコンテストを企画した種村圭依人さん(前列中央)と運営委員会のメンバーら=西宮市上ケ原一番町
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コンピューターの使用を認め、解き方を制限しない算数のコンテストを企画した種村圭依人さん(前列中央)と運営委員会のメンバーら=西宮市上ケ原一番町

 計算手段も参加年齢も制限なし-!? 子どもから大人まで、中学入試や算数オリンピックレベルの問題を、数学を用いたり、パソコンを使ったりして解答する珍しい大会が3月、東京と大阪の2会場で開かれる。企画した関西学院高等部(兵庫県西宮市)2年で数理科学部に所属する種村圭依人さん(17)は「どんな大会になるか全然予想がつかない」と期待している。

 数理科学部は日夜数学を研究している。例えば「サイコロを振って大きな数字が出たら勝つ」というゲーム。2人が参加し、1人が6面のサイコロを三つ、もう1人が20面のサイコロを一つ使った場合、「勝ち負けは対等になる」というのは知られた話という。同部は、参加する人数や使うサイコロの面数を変えることで、どのような結果になるかを考える。

 研究の際には数学ソフトを使うので、パソコン(計算機)は欠かせない。種村さんはふと「なぜ既存の大会は、手計算しか認められないのだろう」と疑問を持ち、パソコンを使える大会を開きたいと思った。同部のOBやOG、関西学院高等部の数学科教諭に協力を仰ぎ、立教池袋中学・高校(東京都豊島区)の数理研究部にも声を掛けた。運営委員会を立ち上げ、「人の最大の力を競う算数・数学の大会」を企画した。

 3月に開く大会は、従来通り鉛筆と消しゴムを使ってもいいし、持ち込んだパソコンで数式処理システムやプログラミング言語を使ってもよい。30分のプレテストの後、本番のテスト(100分)があり、採点中に講演会や参加者の交流会を予定する。審査員は、関西学院大理工学部の巳波弘佳教授や篠原彌一名誉教授らが務める。既に算数や数学が得意な小中高生、大学生や社会人が参加を表明している。

 初めての試みで、運営委員会は問題の準備に頭を悩ませているという。「手計算が苦手でも、この大会はコンピューターが使える。どうやって解くかという発想が大切なので、皆さんの能力を生かすチャンスになれば」とする。

 関東大会は3月22日にニフクラウンジ(東京都中央区)で、関西大会は同29日に関学大大阪梅田キャンパス(大阪市北区)で開かれる。参加費は無料。定員は関東大会が75人、関西大会が90人で、どちらも先着順。2人でも参加できる。大会の詳細や申し込みはホームページから。「人の最大の力を競う大会」で検索する。(中川 恵)

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