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西宮市のキッザニア甲子園では、熱が37・5度以上ある場合は入場を断るなど、対策を強化。入場口ではサーモグラフィーを使って体温を検知している=西宮市甲子園八番町(撮影・風斗雅博)
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西宮市のキッザニア甲子園では、熱が37・5度以上ある場合は入場を断るなど、対策を強化。入場口ではサーモグラフィーを使って体温を検知している=西宮市甲子園八番町(撮影・風斗雅博)
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 新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)が国内で感染拡大し、政府が25日に基本方針を打ち出す中、兵庫県の阪神間でも各地でイベントが中止されるなど、市民生活に影響が出始めている。海外への修学旅行を延期する高校や、桜をめでる恒例行事について開催を検討する自治体もある。

■「蔵開き」ストップ

 西宮市内で六つの酒蔵が週末ごとに開く「西宮蔵開2020」は今月15日までの3回は予定通り開催したが、22日以降は中止を決めた。普段立ち入ることができない酒蔵の見学や新酒の試飲が楽しめ、昨年は全6回で約3万4千人が来場。2014年から続く人気イベントだが、中止は今回が初めてという。

 「さくら名所100選」にも選ばれている西宮・夙川周辺などでは、4月5日に「西宮さくら祭」が予定されているが、現在開催するかどうかを検討中。西宮観光協会の担当者は「お酒と桜は観光のメインどころ。さくら祭だけでも予定通りやりたいが、近隣市の状況も見て判断したい」と頭を悩ませる。

 芦屋市で4月に行われる「第32回さくらまつり」も、開催の可否を検討中といい、主催者は「感染状況の変化などを確認しながら慎重に判断したい」と話す。

■握手も遠慮

 また、同市立芦屋病院(朝日ケ丘町)は、育児などに関するワークショップやコンサートなど3月中に予定されていた院内イベントの中止を決めた。宝塚歌劇団(宝塚市)でも感染予防のため、出演者と観客との握手やハイタッチを当面控えるとした。

 大相撲春場所を控え、尼崎市の園田競馬場に宿舎を置いた田子ノ浦部屋も26、28日に予定していた小中学校2校の訪問を取りやめた。

 一方、今月29日に西宮市内の飲食店が集う催し「唐揚げ甲子園」は予定通り開く。実行委員会は「経済活動を続けることも大事。政府の方針次第で変更もあり得る」と話す。会場には消毒液を置き、感染すれば重篤化する恐れがある人は来場を控えるよう呼び掛ける。

■被災地支援にも余波

 尼崎市の園田学園高校では、2年生約200人が3月6~10日の日程でハワイへの修学旅行を予定していたが、7月上旬への延期を決めた。多くの人が集まる国際空港を利用するほか、密室となる飛行機での移動などで、感染の危険性を考慮した。旅行直前だったため、旅費の20%のキャンセル料が発生したという。

 また、大学では受験シーズンまっただ中。大学院入試を行っている西宮市の関西学院大では、37・5度以上の発熱が4日以上続いている受験者などには試験を辞退してもらい、入学検定料を返還する方針。現在、受験者から申し出はないという。同大では2月下旬に予定していた熊本地震の被災地でのボランティア活動も中止にした。

 阪神間の保健所には、病状や予防対策などに関する問い合わせが相次いでいる。尼崎市では多い日で50件に上る日もあり、今月だけで約370件の相談が寄せられ、西宮市でも計約410件の問い合わせがあった。

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