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4段飾りで展示されたひな人形=芦屋市山手町
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4段飾りで展示されたひな人形=芦屋市山手町
明治天皇などに見立てて作られた花観人形=芦屋市山手町
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明治天皇などに見立てて作られた花観人形=芦屋市山手町
本漆の上から描かれた八重桜の蒔絵(まきえ)=芦屋市山手町
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本漆の上から描かれた八重桜の蒔絵(まきえ)=芦屋市山手町

 3月3日の「桃の節句」を前に、およそ120年前に制作されたひな人形など3種の人形が、兵庫県芦屋市山手町の国指定重要文化財「ヨドコウ迎賓館」で展示されている。特注により2年がかりで作られた人形は計33体。衣装や飾り付けに当時の手の込んだ技術が光り、時代を反映した貴重な資料として受け継がれている。(風斗雅博)

 同館を所有する淀川製鋼所(大阪市中央区)が毎年この時期に公開している。人形は、同館の建築主で酒造家の山邑太左衛門が長女の誕生を祝い、京都の老舗「丸平大木人形店」に注文。1900(明治33)年~01年、ひな人形と、嫁入り道具を添えた「花嫁人形」、桜や柳を花見する「花観人形」の3種類が作られた。

 ひな壇の最上段に座る2体の内裏びなは体長約45センチもあり、同社制作の座りびなとしては最大級という。顔や手は貝殻を粉状にした顔料「胡粉」を丁寧に塗り、衣装や花嫁人形の調度品には、山邑家が興した「櫻正宗」になぞらえて桜の絵が施されるなど随所にこだわりが見える。

 花観人形は17体あり、大礼服を着た明治天皇と皇后が奥中央に鎮座。和装とは一味違って華やかに着飾った姿が見る人の目を引く。

 5歳の長女と訪れた大阪市北区の会社員の女性(44)は「100年以上前のものなのにきれいな状態で驚いた。大きなひな飾りを娘に見せられて良かった」と笑顔を見せた。

 展示は4月5日まで。月・木曜休館。午前10時~午後4時。大人500円、小中高生200円、小学生未満は無料。同館TEL0797・38・1720

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