阪神

  • 印刷

 兵庫県宝塚市立病院(小浜4)が有毒な化学物質を扱う病理検査室の排気装置が不調なまま職員を働かせ、西宮労働基準監督署から是正勧告された問題で、同病院は17日、昨年11月の問題発覚時に今年3月までに整備するとした新たな排気装置の設置が7月末にずれ込むことを明らかにした。病院が問題の経緯を調べるために設置する第三者委員会による調査も未着手なことが判明した。

 17日の市議会で、社民党議員会の梶川美佐男市議が質問。病院側は、排気装置の未整備により、技師らは今も防毒マスクをして作業していることを明らかにし「労基署の指導を仰ぎながらの改修で時間がかかった」と説明した。

 検査室では、臓器の病理検査などのため、ホルマリン(ホルムアルデヒドの水溶液)や妊娠などに影響があるとされるキシレンなど有毒な化学物質を扱う。同室で働く女性技師が昨年8月に「シックハウス症候群」と診断され休職。西宮労基署は昨年9月、同病院に対し、排気設備が不十分とする是正勧告を出した。

 第三者委の調査について病院側は、新型コロナウイルスの影響で予定した3月に開始できなかったと釈明。第三者委のメンバーとして弁護士と大学教授の2人を挙げたが、市議は「病院に関係が深い方では」と指摘。中川智子市長が議会休憩中に第三者委のメンバーを再考するよう病院側に求めた。中川市長は「被害者の方のしんどさを受け止めて措置をとるべきだった。管理責任は重大なものがあると思っている」と話した。(大盛周平)

阪神の最新
もっと見る

天気(8月9日)

  • 33℃
  • ---℃
  • 20%

  • 37℃
  • ---℃
  • 20%

  • 35℃
  • ---℃
  • 20%

  • 36℃
  • ---℃
  • 20%

お知らせ