阪神

  • 印刷
西宮浜に出現したえびすさまを表現した図(西宮神社提供)
拡大
西宮浜に出現したえびすさまを表現した図(西宮神社提供)
1月9日の深夜、氏子らが邪神を避けるため、家にこもった様子を描いた図(西宮神社提供)
拡大
1月9日の深夜、氏子らが邪神を避けるため、家にこもった様子を描いた図(西宮神社提供)
和田岬への海路神幸図(西宮神社提供)
拡大
和田岬への海路神幸図(西宮神社提供)
和田岬の御旅所での祭典の様子を示した図(西宮神社提供)
拡大
和田岬の御旅所での祭典の様子を示した図(西宮神社提供)
【上】復元に使われた絵はがきの小さなモノクロ写真【下】復元された絵巻に見入る土井久美子さん(右)と松本友子さん(中央)ら=いずれも西宮市社家町、西宮神社
拡大
【上】復元に使われた絵はがきの小さなモノクロ写真【下】復元された絵巻に見入る土井久美子さん(右)と松本友子さん(中央)ら=いずれも西宮市社家町、西宮神社

 商売繁盛の神様「えべっさん」の総本社、西宮神社(兵庫県西宮市社家町)は23日、太平洋戦争中の空襲で焼失した宝物絵巻「西宮大神本紀(おおかみほんぎ)」を復元し、報道各社に披露した。江戸時代中期に神社の縁起や祭礼などが描かれた絵巻で、絵はがきなどに残るモノクロ写真を、最新技術で拡大して画像を加工。専門家らによる議論を経て、職人らが約1年9カ月をかけて色鮮やかに仕上げた。(小林伸哉)

 西宮大神本紀は、6枚の絵と1枚の詞書(ことばがき)で構成される。1945年8月6日に社殿とともに焼失。絵はがきなどに写真が残っていた絵4枚と詞書について、いずれも天地21センチで、全長約3メートルの絵巻と、全長約5・2メートルの詞書に復元した。

 紙は西宮の伝統工芸品「名塩紙」を用いた。「海上出現図」では祭神のえびすさまが西宮浜に姿を見せた様子を、「海路神幸図」と「御旅所祭典図」では神戸の和田岬までみこしが巡った16世紀後半までの海上渡御祭の様子を伝える。

 監修は、元大阪市立美術館学芸員で、江戸時代の美術史に詳しい土井久美子さん(65)=西宮市=らが担当。大日本印刷が、縦約2センチのモノクロ写真などを精細にスキャンして拡大した画像を基に、文化財復元を手がける会社「大入」(京都市中京区)の職人らが描いた。時代考証や色の検討などの打ち合わせは、2018年から計21回にも及んだという。

 大入の描画担当社員、松本友子さん(58)は「社宝としての品格と、原画の自由さ、明るさのバランスを意識した」とやり切った表情。同神社の吉井良昭宮司(68)は「宝物として末永く後世に伝えたい」と喜んだ。9月1~20日に同神社で一般公開する予定。西宮神社TEL0798・33・0321

阪神の最新
もっと見る

天気(9月29日)

  • 27℃
  • 19℃
  • 10%

  • 26℃
  • 14℃
  • 10%

  • 27℃
  • 19℃
  • 10%

  • 27℃
  • 17℃
  • 10%

お知らせ