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検温や問診票で体調を確認した後、一般避難者と体調不良者を別々のゾーンへ案内する=川西市立総合体育館
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検温や問診票で体調を確認した後、一般避難者と体調不良者を別々のゾーンへ案内する=川西市立総合体育館
川西市が避難所の受付窓口で記入してもらうことを想定する問診票=川西市立総合体育館
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川西市が避難所の受付窓口で記入してもらうことを想定する問診票=川西市立総合体育館
体調不良者ゾーンに入る職員は、使い捨てガウンなど防護服の着用を想定する=川西市立総合体育館
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体調不良者ゾーンに入る職員は、使い捨てガウンなど防護服の着用を想定する=川西市立総合体育館
避難者同士の接触を減らすために避難所に設置される簡易テント=川西市立総合体育館
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避難者同士の接触を減らすために避難所に設置される簡易テント=川西市立総合体育館

 豪雨や台風災害などに備え、各自治体は指針を見直すなど、新型コロナウイルスに対応した避難所運営のあり方を手探りしている。避難所内で「3密」を避けるなど感染防止を図りながら、いかに住民の安全を確保するか-。兵庫県川西市が今月上旬に開いた避難所運営の説明会を取材した。(大盛周平)

 川西市立総合体育館(火打1)で開かれた説明会に集まったのは避難所運営担当の職員約30人。感染症対策を踏まえ、受け付けの仕方や体調不良者への対応などを確認するとともに、現場の意見を吸い上げることも目的とした。

 まず、市の担当課が避難所開設の変更点などを説明。コロナ対応のため、同市では市民が最初に向かうべき避難場所を変えた。従来、最初の避難所は公民館、その次に小学校-だったが、密集などを防ぐため、最初から小学校を避難所とすることに。体育館以外の教室を使えるかなども、学校サイドと調整するという。

 他に、受け付け方法▽避難スペース▽体調不良時の対応-などで新たな取り組みを始めることが、担当者や市保健師から解説された。

 避難所で市民が最初に向かう受付窓口。同市では体調を確認するため、新たに問診票を作成した。「PCR検査後、自宅で待機中または濃厚接触者で健康観察中でしたか?」「発熱が現在ありますか?」などの5項目を問い、検温なども実施。「一般避難者」と「体調不良者」を分け、同時に動線、避難スペースも分離する。災害対策本部に市保健師を待機させ、PCR検査結果待ちの避難者などの対応は本部と協議する。

 体育館内では、可能な限り大人2人が入ることができる簡易テントを利用する。市は500個購入し、市内16校に各30個程度を配置する予定。「体調不良者」のゾーンでは、職員が使い捨てのガウンや手袋、必要に応じてフェースガードなどを着用。「脱ぐ時は外側を触らないように」との保健師の説明を、参加した職員は真剣な表情で見つめた。

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 最も熱気を帯びたのが、最後の質疑応答の時間だった。職員から担当課へ次々と質問が飛んだ。

 「市民にとって、避難はまず公民館。公民館に来られた場合はどう説明するのか」「対策に職員の人数が割かれるが、どれくらいの人員が必要か」「避難所運営の方法を周知しておかないと受け付けが止まってしまう恐れがある」「一事務職員がどこまで対応できるか不安だ」

 数々の課題が挙がり、担当者が答えに窮する場面も。説明会に出席した越田謙治郎市長は「決まり切っていない部分もあり、説明している方もまだ試行錯誤。皆さんと一緒にルールをつくり、バージョンアップしたい」と呼び掛けた。参加した職員の一人は「意見を交わせて良かった。一定の運営方法のもと、危機感を持って対応したい」と話していた。

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