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さくらFMであった収録に参加した(右から)長沖渉さん、小西巧治さん、倉橋みどりさん=Qねっと関西提供
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さくらFMであった収録に参加した(右から)長沖渉さん、小西巧治さん、倉橋みどりさん=Qねっと関西提供

 災害時のコミュニティーFMの立ち上げなどを支援する「Qねっと関西」(兵庫県西宮市)が、新型コロナウイルスの影響で収益減に見舞われている関西のラジオ局を支えようと、大手生命保険会社と連携したラジオ番組を制作した。阪神間のコミュニティーFMを中心に7月から順次、番組を放送する予定で、同団体理事長の吉井正彦さん(75)=同市=は「コロナ禍を災害と捉えて支援の幅を広げていきたい」と意気込んでいる。(久保田麻依子)

 同団体は記者やアナウンサー経験のあるメンバーを中心に、昨年6月に結成。これまで養父市の防災訓練で臨時災害FM局を開設したり、阪神・淡路大震災に合わせたウオークイベントに関わったりしてきた。

 吉井さんによると、多くのコミュニティーラジオ局が新型コロナの影響で広告収入が大きく減り、運営に打撃を受けているという。そこで思いついたのが、番組制作を通して協賛を募り、ラジオ局に支援金として配分する取り組みだ。

 吉井さんが長年親交のある明治安田生命の地域貢献部門「関西を考える会」(大阪市)の浅村真吾さん(58)に、協力を依頼。同社が刊行した文芸冊子「関西の物語」をベースに、関西の文芸作品にまつわるエピソードや名所を紹介する15分番組を制作した。編集者の倉橋みどりさん、西宮芦屋研究所副所長の小西巧治さん、演出家の長沖渉さんが参加し、6月下旬にさくらFM(西宮市)で収録を行った。

 番組では、阪神間にゆかりのある作家の村上春樹さんや、昨年6月に死去した田辺聖子さんらを取り上げ、NHKの朝ドラに携わった長沖さんによる制作秘話などが披露される。エフエムいたみ▽FM宝塚▽FMaiai(尼崎市)▽さくらFM-をはじめ、関西の約10局で放送される予定で、浅村さんは「資金面の支援だけでなく、冊子の紹介を通して関西の文化を多くの方に知ってもらえる機会になれば」と語る。

 同団体は現在、県にNPO法人の認可を申請中で、吉井さんは「コミュニティーFMの存在は非常時、地域の重要なツールとなる。この取り組みをNPOとして本格的に活動するきっかけにしたい」と語った。

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