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食品ロスを減らそうと、賞味期限が近づいた商品などを安価で販売する「eco eat阪急塚口店」=尼崎市南塚口町6
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食品ロスを減らそうと、賞味期限が近づいた商品などを安価で販売する「eco eat阪急塚口店」=尼崎市南塚口町6

 まだ食べることができる食品が破棄される「食品ロス」を削減しようと、兵庫県尼崎市南塚口町6に昨年9月、オープンした「eco eat(エコイート)阪急塚口店」は、在庫のまま賞味期限が迫って破棄される商品などを仕入れ、定価の半額以下で販売。売り上げや商品の一部を社会福祉施設などに寄付している。店主の井上浩司さん(49)は「食品ロスをお得に減らし社会貢献を」と訴えている。(山本 晃)

 店は、NPO法人「日本もったいない食品センター」(大阪市)が運営。尼崎で雑貨の卸売業を営む井上さんは趣旨に賛同し、大阪の店舗での研修を経て、地元尼崎で店を開いた。

 取り扱うのは賞味期限が迫るか、切れた食品。安全に食べられる期限を示す消費期限に対し、賞味期限は品質が保証される期限を指す。適切に保管されていれば、期限を過ぎても直ちに食べられなくなるわけではないという。

 井上さんによると、食品業界には、製造から賞味期限までの期間を3等分にし、最初の3分の2までを販売の目安に、それを過ぎたものは破棄する慣行があるという。同法人は、そうした食品を安価で仕入れ、大阪を中心に全国7店舗で販売。売上金から店の運営費を除いた分や仕入れた食品の一部を、社会福祉施設や子ども食堂などに寄付しているという。

 賞味期限切れで販売する商品は、非常食やカップラーメン、飲料など。「大丈夫か?」と尋ねられることもあるが、「メーカーの在庫は適切な温度で管理されている。実際に食べるなどして安全性も確認している」と話す。

 定価150円のジュースが30円、2500円の菓子詰め合わせが880円-。30坪ほどの狭い店内にはお得な商品が所狭しと並ぶ。店の常連という女性(69)は「もっと広がっていいと思う」。井上さんは「食品ロスが生まれる一方で、経済的に食べることが難しい人もいる。この店がその溝を少しでも埋めることができれば」と話している。

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