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新型コロナウイルスの感染予防策をして開かれた説明会の会場=4日、西宮市西宮浜1、西宮浜産業交流会館
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新型コロナウイルスの感染予防策をして開かれた説明会の会場=4日、西宮市西宮浜1、西宮浜産業交流会館

 兵庫県西宮市内で名神高速道路や大阪湾岸道路(阪神高速湾岸線)などを約3キロでつなぐ「名神湾岸連絡線」の整備で、国土交通省兵庫国道事務所は、工事期間を約8年と見積もり、整備完了後の2030年時点での交通量を「1日当たり1万9500台」と予測していることが、8日までに分かった。同事務所は、一部の地域で予測される基準超えの騒音や日照阻害などについて、環境保全措置に努めるとしている。(小林伸哉)

 同連絡線は阪神高速神戸線とも接続する高架の片側1車線道路で、阪高神戸線や国道43号などから交通を誘導し、周辺の渋滞緩和を図る。災害時の代替路確保の目的もあり、地元自治体である西宮市も推進の立場。一方、周辺住民らから、環境や健康への悪影響、住居の移転、工事の危険などを懸念する声が上がる。

 同事務所は、整備中の大阪湾岸道路西伸部が供用開始され、名神湾岸連絡線の走行車数が安定する前提で、30年の交通量を「1日1万9500台」と想定。大気や水質、騒音、生態系など14項目で、環境影響評価準備書をまとめた。

 今春に予定した同準備書の説明会はコロナ禍で延期され、6月から各回50人までに限定して始まった。これまでに7回開き、住民ら100人以上が出席した。

 同事務所は、供用による二酸化窒素や浮遊粒子状物質、振動は「全ての予測地点で基準以下になる」とし「地域を特徴づける生態系への影響は極めて小さい」と説明。一方、騒音では、供用で基準値超えが予測される場所があり、遮音壁などを設ける方針を示した。日照が参考指標を超えて阻害される場所では、橋桁を薄くしたり、柱をずらしたりする工夫を施し、金銭補償も検討するという。

 住民らは「大きな迷惑、環境被害が生じる。誠意を尽くして説明を」と要望。国が鳥獣保護区に指定する甲子園浜などでの生物への影響について、より慎重に調べることなども求めた。

 今後の説明会は、9日午後7~9時=今津公民館▽11、12日午前10時~正午、午後2~4時=西宮市役所東館8階大ホール-で。準備書や説明資料は、国交省兵庫国道事務所のホームページでも公開。意見書を27日まで受け付ける。同事務所計画課TEL078・331・4498

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